今週の注目ポイント: 中央銀行会合、原油価格の上昇、円買い介入への警戒

主なイベント予定
2026年7月27日(月)日本 景気一致指数、米国 耐久財受注
2026年7月28日(火)OPEC会合、米国 CB消費者信頼感指数
2026年7月29日(水)豪州 CPI、米国 FRB政策金利発表
2026年7月30日(木)豪州 住宅建設許可件数、EU GDP・失業率、英国 BoE政策金利発表、米国 コアPCE価格指数・GDP
2026年7月31日(金)日本 東京都区部コアCPI・失業率・鉱工業生産・小売売上高・日銀政策金利発表、豪州 PPI、英国 ネーションワイド住宅価格指数、EU CPI、米国 雇用コスト指数・シカゴ購買部協会景気指数・ミシガン大学消費者信頼感指数
USD/JPY(ドル円)
ドル円足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
USD/JPYは、日銀による為替介入への警戒が続く中でも上昇しました。原油価格の上昇によって、9月の米国利上げ観測が強まったほか、日本政府の支出拡大計画が財政悪化への懸念を高めました。
テクニカル分析
163円のレジスタンスを一気に上抜けたことで、USD/JPYはボリンジャーバンドの上限を超えて引け、10日移動平均線との乖離も大きくなりました。短期的には買われ過ぎの状態にある可能性があります。
今週の見通し
短期的に買われ過ぎとなっているため、今週前半は164円付近のレジスタンスでの売りが有効な戦略となる可能性があります。FRBと日銀の重要な政策会合を控えているため、慎重な取引が必要です。
GBP/JPY(ポンド円)
ポンド円日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
GBP/JPYは、最近の上昇分を消化する形で、比較的落ち着いた一週間となりました。英国のインフレ指標が市場予想を下回ったことはポンドにややマイナスとなり、WTI原油価格の上昇も対米ドルでのポンドの重しとなりました。
テクニカル分析
最近は買われ過ぎの状態となり、ボリンジャーバンドの上限を試した後、GBP/JPYは10日移動平均線付近まで戻っています。10日移動平均線は引き続き上向いており、全体としての上昇トレンドはまだ維持されていることを示しています。
今週の見通し
最近は10日移動平均線を挟んで上下する値動きが続いており、今後も横ばいの展開となる可能性があります。今週後半に予定されている主要中央銀行の会合後のコメントを待つ中、レンジ相場が続く可能性があります。
EUR/USD (ユーロドル)
ユーロドル日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
EUR/USDは、ECBが政策金利を据え置いた一方、9月のFOMC会合で米国が利上げするとの見方が強まったことから、先週を通して売り圧力が続きました。
テクニカル分析
10日移動平均線はやや下向きとなっており、緩やかな下降トレンドを示しています。ただし、比較的落ち着いた相場環境の中では、ボリンジャーバンドの下限が短期的なサポートとして機能しています。
今週の見通し
ユーロ圏の金利が据え置かれる一方、米国では利上げが予想されているため、短期から中期では下降トレンドが続く可能性があります。そのため、10日移動平均線付近まで上昇した場面で売りを検討する戦略が有効となりそうです。
ナスダック
ナスダック指数日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
ナスダックは先週も軟調となり、約3%下落しました。AI分野への巨額投資が十分な利益につながるのかという懸念が続いたほか、原油価格の上昇によって米国の利上げ観測が強まり、テクノロジー株への売り圧力が高まりました。
週足はボリンジャーバンドの下限を下回って引け、6月および今月につけた安値付近まで下落しました。これは、市場に強い売り圧力が続いていることを示しています。
今週の見通し
下降トレンドは強まっていますが、比較的落ち着いた相場でサポート付近から売るのは難しい可能性があります。10日移動平均線付近まで反発するのを待ってから、売りの機会を探す戦略がより適していると考えられます。
金 (ゴールド)
金日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
9月の米国利上げ観測が強まったことで、金は先週再び4,000ドルを下回りました。ただし、中央銀行が安値での買いを続けていることから、下値では強いサポートが見られました。
テクニカル分析
ボリンジャーバンドの下限と直近安値が引き続きサポートとして機能しています。また、10日移動平均線が横ばいとなっていることから、金は現在レンジ相場にあると考えられます。
今週の見通し
米国の利上げ観測が注目される中、金には引き続き下落圧力がかかっています。一方で、中央銀行の買いが相場を支えているため、短期的にはレンジ取引が有効な戦略となりそうです
今週の注目材料
今週は、FRB、英中銀、日銀の金融政策会合に注目が集まります。いずれも政策金利は据え置かれる見通しですが、会合後の発言次第では相場が大きく動く可能性があります。市場では9月の米利上げ確率が約82%まで上昇しており、原油価格の上昇や米耐久財受注、円買い介入の可能性も注目されます。


