今週の注目ポイント: 中東情勢、円買い介入、ECBに注目

主なイベント予定
2026年7月20日(月)米国 景気先行指数
2026年7月21日(火)英国 失業率、EU ZEW景況感指数、米国 ADP週間雇用者数
2026年7月22日(水)日本 貿易収支、英国 CPI・PPI投入価格
2026年7月23日(木)オーストラリア 失業率、EU ECB政策金利決定・消費者信頼感指数
2026年7月24日(金)オーストラリア S&Pグローバル製造業・サービス業PMI、日本 全国コアCPI・S&Pグローバルサービス業PMI、英国 小売売上高・S&Pグローバル製造業PMI、EU HCOBユーロ圏製造業PMI、米国 建設許可件数・S&Pグローバル製造業PMI・新築住宅販売件数
USD/JPY(ドル円)
ドル円足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
米国のインフレ指標が予想を下回ったにもかかわらず、ドル円は上昇を続け、直近の抵抗帯を試しました。原油価格の上昇が円売りにつながったほか、日米の大きな金利差も引き続きドル買いを支えました。
テクニカル分析
相場は引き続き上昇トレンドにあり、10日移動平均線も緩やかに上向いています。ただし、163円付近や直近高値、ボリンジャーバンド上限が強い抵抗となり、値動きはレンジ内にとどまっています。
今週の見通し
上昇トレンドは継続していますが、抵抗帯が近いため、現在の水準から積極的に買うのは難しい状況です。当面はレンジ取引が中心となりそうです。中期トレーダーは、日銀が為替介入に動く場合や、日本政府関係者が円安をけん制する姿勢を強めた場合に、売りの機会を探す展開となりそうです。
GBP/JPY(ポンド円)
ポンド円日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
ポンド円は、米国のインフレ指標が予想を下回ったことや、英国のGDPが予想を上回ったことを背景に上昇し、2007年以来の高値を更新しました。
テクニカル分析
上昇トレンドは依然として強く、10日移動平均線もはっきりと上向いています。ただし、相場が買われ過ぎとなったことで、週後半にはボリンジャーバンド上限付近で売りシグナルが確認されました。
今週の見通し
英国の新首相による悪影響への懸念は、今のところ相場には表れていません。短期的には上昇トレンドに沿い、10日移動平均線付近まで下落した場面で押し目買いを狙う戦略が考えられます。
EUR/USD (ユーロドル)
ユーロドル日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
ユーロドルは比較的落ち着いた値動きとなり、米国のCPIが予想を下回ったことを受けて小幅に上昇しました。ユーロ圏のインフレ率は約3%と依然として高く、ECBが年末にかけて利上げを検討する可能性もあります。
テクニカル分析
ボリンジャーバンドは大きく縮小し、10日移動平均線も横ばいとなっています。短期的には、レンジ相場が続く可能性を示しています。
今週の見通し
今週のECB理事会では政策金利の据え置きが広く予想されており、ユーロドルはレンジ取引の機会が見つかりやすい相場となりそうです。
ナスダック
ナスダック指数日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
中国から新たなオープンソースAIモデルが発表されたことで、AI関連株の割高感に対する警戒が再び強まり、先週のナスダックは下落しました。
テクニカル分析
指数は週間安値付近で取引を終え、ボリンジャーバンドの下限も下回りました。10日移動平均線も下向きに転じており、新たな下降トレンドが始まる可能性を示しています。
今週の見通し
ナスダックはここ数カ月で大きく上昇してきたため、より大きな調整局面に入る可能性があります。今週は、特に反発の勢いが弱まる場面で、売りの機会を探す戦略が考えられます。
金 (ゴールド)
金日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
金価格は、WTI原油の上昇が売り材料となり、先週は年初来安値を何度か試しました。ただし、米国のインフレ指標が予想を下回ったことや、中央銀行による買いが報じられたことで持ち直し、週末には再び4,000ドルを上回って取引を終えました。
テクニカル分析
ボリンジャーバンドの下限は直近安値に近く、引き続きサポートとして意識されそうです。ただし、10日移動平均線が下向いているため、反発しても上昇の勢いは限定的となる可能性があります。
今週の見通し
中期トレーダーにとっては、中央銀行の買いが続く中で、下落した場面を買う戦略が考えられます。短期トレーダーは、金価格がサポートとレジスタンスの間で推移する間、レンジ取引の機会を探せそうです。
今週の注目材料
市場では、中東情勢の動向や円安を抑えるための対応、ECB理事会に注目が集まりそうです。政策金利は据え置きが予想されていますが、今後の利上げに関する見通しが示されるかが焦点となります。


