トレードコーチに聞こうVol.16:トレード時間を絞り、リスクリワードを改善する方法
このFintokeiトレーディングコーチシリーズは、毎週1人のトレーダーの実際の悩みに答える、実践的なコーチングコンテンツです。
ここで取り上げるのは、ポジションの大きさの管理、利益の伸ばし方、感情と資金規模の関係など、経験を積んだトレーダーが次の段階で直面する課題です。単なるアドバイスにとどまらず、取引データや行動パターンを分析しながら、具体的な改善のヒントを提示していきます。
トレードはスポーツに似ています。優れた選手はコーチとともにパフォーマンスを振り返り、小さな修正を積み重ねることで成長します。トレーダーも同じプロセスで成長できる——このシリーズはその考えから生まれました。
コーチからの回答
長時間見るのではなく、「動きやすい時間」を選んでトレードする
仕事をしながらトレードする場合、一日中チャートを見る必要はありません。 むしろ、相場を見る時間を限定し、その時間に集中してトレードできる環境を作ることが大切です。
例えば、NY市場が始まる時間帯など、取引参加者が増えて値動きが活発になりやすい時間を中心に見る方法があります。 「時間があるときはずっと見る」のではなく、自分がトレードする時間帯をあらかじめ決めることで、 チャートを見る時間を大きく減らすことができます。
特に夜遅くまで相場を見ることで翌日の仕事や判断力に影響が出ているのであれば、 トレード機会を増やすことよりも、まず生活リズムを崩さずに継続できるスタイルを作ることを優先してみてください。
大切な考え方
トレード回数を増やすために相場を見る時間を増やすのではなく、動きが出やすい時間帯に絞ってチャンスを待つ。 少ない時間でも、自分の条件が揃った場面だけを選ぶことを意識してみましょう。
時間帯を絞る
NYオープンなど、活発な時間帯を中心に見る
限られた時間でトレードするのであれば、相場が比較的静かな時間まで監視し続けるよりも、 値動きが活発になりやすい時間帯に集中するほうが効率的です。
例えばNYオープン前後だけチャートを確認し、 RSI、MACD、ボリンジャーバンドなど、自分が使うインジケーターの条件が揃っているかを確認します。 条件が揃っていなければ、その日は無理にトレードしないという判断も大切です。
トレード経験がまだ6か月未満であれば、複数の時間帯を追い続けるよりも、 まず一つの時間帯に絞って値動きの特徴を観察することで、自分なりの判断基準も作りやすくなります。
チェックポイント
- 相場を見る時間をあらかじめ決める。
- NYオープンなど活発な時間帯を中心に検証する。
- 条件が揃わない日は無理にエントリーしない。
銘柄の選択
より大きな値動きを求めるなら金も検証してみる
限られた時間の中である程度の値動きを狙いたい場合は、 FX通貨ペアだけでなく、金(ゴールド)を検証対象に加えることも一つの選択肢です。
金はFXの主要通貨ペアと比べて値動きが大きくなる場面があるため、 短い監視時間でもトレード機会が見つかる可能性があります。 一方で、値動きが大きいということは損失方向への動きも大きくなり得るため、 ロットを抑え、損切り位置と1回の許容損失を事前に決めることが重要です。
検証するときのポイント
いきなり取引対象を増やすのではなく、まずデモや小さなリスクで値動きを観察し、 自分のインジケーターを使ったルールが金でも機能するかを確認してみてください。
次のステップ
仕事との両立にはスイングトレードの強みを活かす
tkmsさんはスイングトレードを行っているので、 本来は一日中チャートを監視し続けなくてもトレードできるスタイルです。 このメリットをさらに活かしてみましょう。
上位足で相場の方向性を確認し、エントリー条件、損切り、利確の水準を事前に決めておけば、 その後は価格アラートなどを利用して、必要な場面だけチャートを確認する方法も考えられます。 「常に見ていないと不安」という状態から、条件が来たときだけ確認するトレードへ少しずつ変えていくことがポイントです。
まとめ
仕事が忙しい場合は、トレード回数を無理に増やす必要はありません。 NYオープンなど値動きが活発になりやすい時間帯に絞ること、条件が揃ったときだけ取引すること、そしてスイングトレードを活用して監視時間を減らすことを意識してみてください。 また、より大きな値動きを求める場合は、リスク管理を徹底したうえで金の値動きを検証してみるのも一つの方法です。 トレードのために睡眠時間を削るのではなく、仕事と生活を維持できるトレードスタイルを作っていきましょう。
パフォーマンス分析
1. 全体の推移
今回は13回の取引で勝率38%、最終損益は−1,190円となっています。まだ取引回数が少ないため、このデータだけで手法の良し悪しを判断するのは難しい段階です。
一方で、リスクリワード0.42は改善したいポイントです。損切り幅を小さくできるエントリーを意識し、1回の損失を抑えていきましょう。
また、損切り幅を小さくできれば、同じ許容リスクの範囲でポジションサイズを大きくすることもできます。まずは取引データを増やしながら、リスクリワードの改善を目指してみてください。
2. 市場別のパフォーマンス
市場別では、USDJPYが−950円と最も大きな損失になっています。一方、AUDJPYとNZDJPYではプラスとなっています。ただし、取引数がまだ少ないため、現時点では通貨ペアごとの得意・不得意を判断するにはデータが十分ではありません。
限られた時間でトレード機会を増やしたい場合は、FXより値動きが大きくなりやすい金(XAUUSD)も検証してみるとよいでしょう。ボラティリティが高い分チャンスを見つけやすい一方、損失も大きくなりやすいため、ロットと損切りの管理を徹底することが重要です。
3. 曜日・時間帯別のパフォーマンス
まだ取引数が少ないため、どの曜日・時間帯が得意かを判断するにはデータが十分ではありません。まずは一日中相場を見るのではなく、トレードする時間帯を一つに絞ることをおすすめします。
例えばNY時間など、自分の生活に合った活発な時間帯に集中して取引データを増やしてみましょう。同じ時間帯で継続することで、自分に合ったパターンを見つけやすくなり、相場を見る時間も減らすことができます。
4. 資金管理
現在は平均利益に対して平均損失が大きく、リスクリワードが悪化しています。まずは複雑に考えず、リスクリワード1以上を基本ルールとしてトレードしてみてください。
エントリー前に損切りと利確の位置を決め、少なくとも「狙う利益 ≥ 許容する損失」になる場面だけを選ぶことから始めましょう。
長時間見るのではなく、効率よくトレードする
tkmsさんは仕事と両立しながらトレードしているため、相場を見る時間を増やすより、トレードする時間帯を絞ることが重要です。NYオープンなど活発な時間帯に集中し、条件が揃ったときだけエントリーしてみてください。
また、現在は取引数が少ないため、まずは同じ条件でデータを増やしていきましょう。その中でもリスクリワード1以上を意識し、損失より利益を大きくすることを基本にします。
より多くのトレード機会を求める場合は、FXより値動きが大きくなりやすい金(XAUUSD)も検証できます。スイングトレードや価格アラートも活用し、睡眠時間を削らずに続けられるスタイルを作っていきましょう。
Fintokeiトレーディングコーチシリーズは、毎週更新です。次回も実際のトレーダーの悩みに答えながら、具体的な改善のヒントをお届けします。自分のトレードに悩みを抱えているなら、ぜひ下記のフォームから質問を送ってください。あなたの課題が次のVol.のテーマになります
👉 質問フォーム:https://forms.gle/gCq5NtL3ay4bqwXu9


