スイングトレードはやめた方がよかったと後悔する前に知るべき4つの壁

「スイングトレードよりも短期トレードのほうが稼げる」といった意見を耳にしたことはありませんか?
たしかにスイングトレードは相場の流れを読む力や精神的な余裕が求められる手法であり、うまくいかなければお金だけでなく貴重な時間も失いかねません。
特にレンジ相場や突発的なファンダメンタルズ要因には弱く、ストレスを抱えやすい側面もあります。
しかし一方で、スイングトレードには短期売買にはない魅力もあり、適切な準備とルールを持てば兼業トレーダーにも適したスタイルとなり得ます。
この記事では、スイングトレードがやめとけと言われる4つの理由をはじめ、失敗を避けるための実践方法、さらにFintokeiで活躍するプロトレーダーの実例などを以下の項目で紹介します。
- スイングトレードはやめとけといわれる4つの理由
- スイングトレードで実践すべき5つの行動
- Fintokeiのプロトレーダーが実践しているスイングトレード
- Fintokeiでプロトレーダーを目指す
- スイングトレードをやめとけばよかったと後悔しないために
- まとめ
スイングトレードはやめとけといわれる4つの理由
スイングトレードはやめとけといわれる理由として、以下の4つが挙げられます。
- トレンド相場でないと消耗しやすい
- ストレスとの戦いになりやすい
- お金だけでなく時間を無駄にする可能性がある
- 高度な相場分析スキルが必要になる場面が多い
スイングトレードで勝てない人に共通する原因については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫スイングトレードで勝てない7つの理由|勝つための対策方法を徹底解説!
トレンド相場でないと消耗しやすい
方向感のないレンジ相場でポジションを長く保有すると、エントリー後に思惑通りに動かなかったり、ストップロスにかかってしまうことが多かったりと消耗しやすいです。
例えば、EUR/USDの週足を見てみましょう。明確なトレンドが出ておらず、2ケ月以上ポジションを保有し続けると建値に返ってくる可能性が非常に高まることが分かります。
このようなレンジ相場で消耗をすると冷静な判断を失ってしまい、無駄なエントリーをしてしまう原因にもなってしまいます。
銘柄選定を誤ると取引にかけた長い時間を無駄にするリスクが高まるので、銘柄選定に自信がないのであればやめておいたほうがいいと言われるのです。
ストレスとの戦いになりやすい
スイングトレードでは、ポジションを持ったまま寝ることや週末をまたぐことが頻繁にあります。
したがって「寝ている間に逆行したらどうしよう」「週明けに窓開けしたら大損かも」といった不安が常につきまとい、精神的なストレスが蓄積しやすいです。
また、エントリーから結果が出るまでに時間がかかるため、「この判断は正しかったのか?」と自信を喪失しがちです。
スイングトレードは仕事をしながらでもトレードしやすいと一見思われがちですが、このようなストレスから相場の変動が気になって日常生活に支障をきたすケースも考えられるので注意が必要です。
お金だけでなく時間を無駄にする可能性がある
スイングトレードは保有時間が長くなる分、不安や迷いが生じやすく、感情の影響を受けやすいトレードスタイルです。
特に「一晩寝れば戻るかもしれない」という希望的観測で損切りを先延ばしにすると、損失が拡大してしまうリスクがあります。
また分割エントリーがしやすい分、「とりあえず入っておこう」という曖昧な判断でポジションを持ちやすく、結果的に長期間含み損を抱えてしまうケースも少なくありません。
最終的に「時間をかけたけど、思ったより資産が増えていない」といった状況に陥りやすく、すぐに結果が出る短期トレードを好むトレーダーも少なくありません。
高度な相場分析スキルが必要になる場面が多い
スイングトレードでは数日から数週間の値動きを見通す必要があるため、テクニカル分析だけでなく相場全体を俯瞰する力が求められます。
例えば突発的な地政学リスクや中央銀行の発言など、ファンダメンタルズ要因で価格が急変するケースではチャート分析だけでは対応が難しい場面も多くあります。
また銘柄ごとのクセやトレンドの出方を過去チャートから見極め、複数のシナリオを想定しておく必要も高まります。
したがって、期売買のようにパターン通りに機能しやすい手法と比べると初心者には学習コストが高く、再現性や判断の難しさから敬遠されがちです。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の使い分けについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫テクニカル分析とファンダメンタル分析どっちを使うべき?使い分け方を解説!
スイングトレードで実践すべき4つの行動
スイングトレードはやめとけといわれるものの、時間に縛られずトレードできたり、兼業トレーダーの方でも始めやすかったりというメリットがあることも事実です。
スイングトレードで失敗しないためにも、意識するべきポイントを取り組みやすい順から4つ紹介していきます。
- トレンドを形成している銘柄を選定する
- エントリー前に取引シナリオを丁寧に準備する
- 無理のないロットサイズで資金管理を徹底する
- 最低限のファンダメンタルズの変化に注意を払う
トレンドを形成している銘柄を選定する
スイングトレードをスムーズに進めるためには、明確なトレンドが出ている銘柄を選ぶことが重要です。
加えて、押し目や戻り目を一定間隔で繰り返しながら推移している銘柄であれば、エントリータイミングを計りやすくなります。
ただしすでにトレンドが過熱しすぎている、または終盤に差し掛かっている場合はエントリー後に反転しやすいため要注意です。
まずはトレンドが出ていて、かつ伸びしろがありそうな銘柄を探し、慣れてきたらこれからトレンドを形成しそうな銘柄を見抜く力も鍛えていくとよいでしょう。
スイングトレードに最適な銘柄の探し方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫スイングトレードに最適な銘柄の探し方|簡単ルーティンで実践
エントリー前に取引シナリオを丁寧に準備する
エントリーから数日以上ポジションを保有することになるので、相場環境の変化に対応するための「事前準備」が欠かせません。
丁寧にシナリオを組み立てるのは正直面倒に感じるかもしれませんが、ここで時間をかけておくことで、実際のトレード中に迷いが生じにくくなり結果的に判断が楽になります。
とくに初心者ほど感覚や勢いで取引してしまいがちですが、最低限次の4点は事前に決めておきましょう。
- 取引根拠(なぜ今このタイミングなのか)
- 損切り位置(どこまで逆行したら撤退するか)
- 利確目標(どの価格に達したら利益を確定するか)
- 分割の有無(エントリー・利確を複数に分けるか)
慣れないうちは、シナリオを紙やメモアプリに書き出しておいてもよいでしょう。
無理のないロットサイズで資金管理を徹底する
含み損の状態で数日間ポジションを保有するケースも考えられるので、精神的な余裕を保つためにも資金管理は欠かせません。
口座資金に対して大きすぎるロットで取引すると、一時的な逆行でも不安になり、損切りや利確の判断が狂いやすくなります。
一般的には「1トレードあたり口座資金の2%以下」のリスクに収めるのが理想とされており、複数ポジションを持つ場合は「合計リスク量」にも注意が必要です。
さらに自分の戦略がどれほどのドローダウンを許容できるかを把握するためには、バルサラの破産確率を使ってシミュレーションするのがおすすめです。
自分の勝率やリスクリワードに応じて、適切なロット数を数値で導き出すことで、感情に左右されにくい安定した資金管理が可能になります。
バルサラの破産確率については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫バルサラの破産確率の活用方法とは?計算式や表の見方について徹底解説
最低限のファンダメンタルズの変化に注意を払う
中長期的な値動きを狙うために、テクニカル分析だけでなくファンダメンタルズにも一定の注意を払えるとベストです。
とくに為替ならFOMCやECBなど中銀の政策発表、株式なら企業決算や業績修正といった材料は、相場に大きな影響を与えることがあります。
こうした情報はSNSや経済指標カレンダーを活用することで簡単に収集できるので、重要度の高いイベントにはリマインダーを設定しておくのも有効です。
何をチェックすべきか分からない方には、Fintokeiに登録することで使える学習ツールが便利です。
Fintokeiの学習ツールでは経済指標カレンダーも用意されていますし、チャートとともに変動要因や注目ニュースの出どころが分かりやすく整理されており、初心者でも情報収集しやすくなっています。
Fintokeiの登録方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiの無料トライアルに参加する方法や注意点を解説
Fintokeiのプロトレーダーが実践しているスイングトレード
Fintokeiには、スイングトレードをメインにするプロトレーダーも複数在籍しています。
中でもDuccaさんは、スキャルピングやデイトレードも試した末に、最終的にスイングトレードへと回帰した一人です。
本人いわく、仕事と兼業のため当初はスイングトレードをしていたものの、Fintokeiの目標達成への焦りからスキャルピングに切り替えていたようです。
しかし勝つために上位足の確認を心がけていると、次第にスイングトレードでの大きな流れも取れるようになったそうです。
Fintokeiのルール上スイングトレードには注意が必要であるものの、十分Fintokeiでもスイングトレードが通用することが証明されました。
プロトレーダーへのインタビューについて、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【独占インタビュー】Fintokeiプロトレーダーからの声:Duccaさん
≫【独占インタビュー】Fintokeiプロトレーダーからの声:ゆうきさん
Fintokeiでプロトレーダーを目指す
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiではデモ環境を使って仮想資金を運用していき、一定の損失率を守りつつ利益目標を達成できればFintokei公認のプロトレーダーになることができます。
そしてFintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。
初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランが用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められる点もFintokeiの特徴です。
また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。
無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
スイングトレードをやめとけばよかったと後悔しないために
スイングトレードをやめとけばよかったと後悔しないための対策方法として、以下の3つが挙げられます。
- 実践前にトレードの有効性を把握しておく
- 一度負けても焦りすぎない
- 向いていないと感じたらトレードスタイルの変更をためらわない
実践前にトレードの有効性を把握しておく
スイングトレードはエントリー回数が少ない分、勝率やリスクリワードの期待値が見えづらく感覚に頼ったトレードを続けてしまいがちです。
こうした曖昧な状態でリアルトレードを行うと、「この手法で本当に合っているのか?」という不安が蓄積しやすく、後悔につながる原因になります。
したがって事前にデモ環境を使って勝率やリスクリワード比率、連敗回数などの記録を取っておき、自分の手法が客観的に通用するかどうかを確認しておきましょう。
Fintokeiでは、実践的な検証ができる無料トライアル環境が提供されており、仮想資金で本番さながらの取引経験が積めます。
「勝てるかどうか」ではなく「この手法がどれだけ再現性を持つか」を見極めるためにも、まずは試してみましょう。
一度負けても焦りすぎない
スイングトレードは取引頻度が低く、1週間に1回のエントリーということも珍しくありません。
したがってたとえば4連敗すれば1か月間ずっと負け越しの状態になることもあり得ます。
しかし、それを「自分の手法はダメだ」と早急に判断してしまうのは危険です。重要なのは、負けた理由を冷静に分析し、感情ではなくデータに基づいて判断することです。
エントリー根拠や損切り・利確の対応、そしてそのときの心理状態を記録しておくことで、改善点が具体的に見えてきます。
一時的な損失に過剰反応してトレードルールを変えるのではなく、「再現性があるかどうか」を検証する視点を持つことが、長期的な成功への近道となります。
向いていないと感じたらトレードスタイルの変更をためらわない
どんなに評判のよい手法でも、自分の性格や生活リズムに合わなければ続けることは難しいです。
スイングトレードは時間に縛られにくい反面、値動きを長く見守る必要があり、精神的な負荷がかかるスタイルです。
もし「損切りが怖くてできない」「含み損を抱えると仕事が手につかない」と感じるなら、無理にスイングを続ける必要はありません。
スキャルピングやデイトレードなど、トレードスタイルは多種多様です。
大切なのは、勝ちやすい環境を選ぶこと。周囲の評価ではなく、「自分が一番冷静でいられるスタイル」を見つけることが、トレードで継続的に成果を出すための最短ルートです。
必要なら、一度立ち止まってリセットする勇気を持ちましょう。
トレードスタイルの選び方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiにおけるトレードスタイルの選び方とは?コツやメリット・デメリットを解説
まとめ
この記事では、スイングトレードが「やめとけ」と言われる理由や、失敗しやすい落とし穴、そして実践時に意識すべき具体的な行動や判断軸について解説しました。
特にトレンド判断の重要性や資金管理の徹底、ファンダメンタルズとの向き合い方といった内容はスイングトレードを成功に導くためのカギです。
またプロトレーダーとして活躍するFintokeiのトレーダーの実例を通じて、スイングトレードでも勝ち続けるために必要な考え方や習慣も紹介しました。
本記事を参考に、まずは自分にスイングトレードが向いているかどうかを確認し、手法の有効性を無料トライアルなどのデモ環境を活用して検証してみてください。
スイングトレードが合っているのか悩んでいる方も、まずは環境に触れてみることでトレードスタイルを見極める第一歩になるはずです。
※スイングトレードにおいては、サーバー時間の深夜や市場のオープン・クローズ付近では流動性が低下し、スプレッドが広がる傾向があります。したがって、この時間帯での取引には注意が必要です。