今週の注目ポイント: 日本の国内投資促進で円が上昇

主なイベント予定
2026年7月13日(月)OPEC会合
2026年7月14日(火)豪州 NAB企業景況感指数、日本 鉱工業生産、中国 貿易収支、米国 CPI
2026年7月15日(水)日本 ロイター短観指数、中国 GDP、鉱工業生産、失業率、EU 鉱工業生産、米国 PPI、ベージュブック
2026年7月16日(木)英国 GDP、鉱工業生産、EU 貿易収支、米国 小売売上高、中古住宅販売保留指数
2026年7月17日(金)EU 経常収支、CPI、米国 住宅着工件数、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感指数
USD/JPY(ドル円)
ドル円足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
米国とイランの緊張再燃を受けて原油価格が上昇し、インフレへの警戒が強まったことで、米ドル円は週初に上昇しました。日本政府は円買い介入ではなく、年金基金やその他の機関投資家に対し、海外資産よりも日本国内の資産への投資を増やすよう促しました。これを受け、週後半には円が上昇しました。
テクニカル分析
10日移動平均線を下回って週を終え、価格もボリンジャーバンドの中央付近にあることから、短期的にはレンジ相場が続く可能性があります。
今週の見通し
米ドル円は今週、上値では強いレジスタンスがあり、下値では米国の利上げ期待が支えとなるため、横ばいで推移する可能性があります。今週発表される米国のインフレ指標は、大きな値動きにつながる可能性があるため注目です。
GBP/JPY(ポンド円)
ポンド円日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
ポンド円は力強く上昇し、2008年以来の高値を付けました。英国の新首相への政権移行が円滑に進むとの期待が、市場を支えました。一方、週末にかけては、日本政府が国内資産への投資拡大を促したことで円が買われ、ポンド円は下落しました。
テクニカル分析
週後半にはボリンジャーバンドの上限が売りのきっかけとなり、その後は上向きの10日移動平均線付近まで下落しました。
今週の見通し
上昇トレンドは依然として強いため、今週は押し目買いが有効な戦略となりそうです。
EUR/USD (ユーロドル)
ユーロドル日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
ユーロドルは、前週に直近の下降トレンドを上抜けた後、先週は横ばいで推移しました。米国では重要な経済指標の発表が少なかった一方、欧州の経済指標は予想を上回りました。
テクニカル分析
10日移動平均線はやや上向き始めていますが、週足がこの水準を下回って引けたことから、さらに上昇するのは難しい可能性があります。
今週の見通し
今週も横ばいの動きが予想されますが、米国のインフレ指標が予想を上回った場合、下降トレンドが再開する可能性があります。
ナスダック
ナスダック指数日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
週初はWTI原油価格の上昇を受けてナスダックが下落しました。しかし、AI関連株への関心が続いたことで相場は回復し、全体的に静かな市場環境の中で週を上昇して終えました。
テクニカル分析
ボリンジャーバンドの下限がサポートとして機能し、買いシグナルが出ました。10日移動平均線は横ばいで推移しており、レンジ相場を示しています。
今週の見通し
レンジ取引に適した相場環境が続いていますが、価格がレンジの中央付近にあるため、取引には忍耐が必要となりそうです。中期トレーダーは、上昇局面での売りを狙う方がよいかもしれません。
金 (ゴールド)
金日足チャート(ボリンジャーバンドと10日移動平均線)
先週の振り返り
週初に原油価格が上昇したことで、ゴールドは直近の上昇分の一部を失いました。米国の高いインフレと金利上昇への懸念も、ゴールドの買い手にとって引き続きリスクとなりました。
テクニカル分析
4,200ドル付近ではレジスタンスが機能し、価格はボリンジャーバンドの中央付近で週を終えました。ただし、10日移動平均線を上回って引けたことは前向きなサインです。
今週の見通し
直近の値動きは引き続き強く、これまでの下降トレンドは終了した可能性があります。短期・中期ともに、下落局面での買いを狙う戦略が適していると考えられます。
今週の注目材料
週末に予定されている米国とイランの協議が注目されます。進展があれば、原油価格だけでなく幅広い市場に影響する可能性があります。また、米国のCPI、PPI、小売売上高、消費者信頼感も発表され、今後の利上げ時期を見極める材料となります。日本政府による円安是正に向けた追加対応にも注目です。


