FXの練習は何をすればいい?練習方法と始めるタイミング

FXの練習は何をすればいい?練習方法と始めるタイミング
「FXの練習は、何をすればいいの?」と迷っていませんか。
デモ取引のほかにも、過去のチャートで売買を試す、チャートを印刷して書き込む、自分の取引を見直すなど、練習の方法はいくつもあります。
練習が役立つのは、初心者だけではありません。負けが続く時や、新しい手法や通貨ペアを試す時にも、いったん練習に戻ることが大切です。
この記事では、FXの練習方法と、どんな時に取り組むとよいかを紹介します。
目次FXの練習はなぜ大切?
FXは、取引を続けていれば自然にうまくなるとは限りません。理由もなく売買していると、同じ失敗を繰り返すこともあります。
例えば、損切りした後に焦って入り直したり、少し利益が出るとすぐ決済したり。自分では気づいていても、取引中に直すのは難しいものです。
練習では、こうした場面を一つずつ見直せます。自分の手法がどんな相場に合うのか、どんな時に負けやすいのかを調べることもできます。
大切なのは、勝った回数を増やすことだけではありません。損失を抑えながら、決めたルールで取引できるようになることです。
バックテストツールで練習する
バックテストとは、過去のチャートを使って売買ルールを試すことです。「この条件で入っていたら、どんな結果になったか」を調べます。
手動で練習するなら、チャートを一本ずつ進められるツールが便利です。先の値動きを隠せるので、その時に分かる情報だけで判断できます。
- 通貨ペアと時間足を決める
- エントリー、利確、損切りの条件を書く
- 先のチャートを見ずに、入るか見送るかを決める
- チャートを進め、ルールどおりに決済する
- 結果と、ルールを守れたかを記録する
勝った場面だけを選ばず、負けた取引も残しましょう。スプレッドや手数料などのコストも含めて確認します。
過去の成績がよくなるように条件を変えすぎると、その期間でしか使えない手法になることがあります。ルールを決めたら、まだ調べていない別の期間でも試してみてください。
同じローソク足で利確と損切りの両方に届いている場合は、高値と安値だけではどちらが先か分かりません。細かいデータで確かめるなどして、都合よく勝ちにしないことも大切です。
バックテストで利益が出ても、これから同じように勝てるとは限りません。次はデモ取引で、実際の値動きに合わせて判断する練習をしましょう。
チャートを印刷して書き込む
チャートを印刷し、気になる価格や売買の理由を書き込むだけでも練習になります。
右側を紙で隠し、「ここで何を考えるか」を書いてから、少しずつ先を見ていきます。完成したチャートを見て「ここで買えばよかった」と考えるだけでは、実際の取引とは違う判断になりがちです。
- 今は上昇、下落、横ばいのどれか
- どんな動きになったら入るか
- どこまで逆に動いたら損切りするか
- どこで利確するか
- どんな時は見送るか
先の値動きを見た後は、別の色で気づいたことを追記しましょう。最初の考えを消さずに残すと、どこで判断が違ったかを見直せます。
紙なら、画面を見ながらでは気づかなかったことを落ち着いて考えられます。注文の操作はできないので、デモ取引と組み合わせるとよいでしょう。
デモ取引で注文と待つ練習をする
デモ取引では、実際のお金を使わずに注文や決済を練習できます。注文方法、取引量、損切りや利確の設定を、ひと通り試しておきましょう。
操作に慣れたら、バックテストで試したルールを使います。条件がそろわなければ、取引しなくても構いません。過去チャートと違い、待ち時間があることも練習の一部です。
練習だからと大きなロットで取引するより、本番で使う予定の資金や取引量に近づけた方が、損失の管理を練習しやすくなります。
ただし、デモと本番では、お金が減る時の気持ちや注文の通り方が違う場合があります。デモで勝てたことだけで、すぐに取引量を増やさないようにしましょう。
自分の取引を見直す
すでに取引しているなら、その履歴も練習に使えます。エントリーと決済の位置が分かるチャートを保存し、何を考えて売買したかを書きましょう。
見るのは、損益だけではありません。勝ったか負けたかと、ルールを守ったかを分けて考えます。
| 取引の結果 | 見直すこと |
|---|---|
| ルールを守って勝った | 予定どおりにできた点を残す |
| ルールを守って負けた | 想定していた負け方だったかを確認する |
| ルールを破って勝った | たまたま勝てた可能性を考える |
| ルールを破って負けた | なぜ予定を変えたのかを探す |
例えば、予定より早く利確したなら、「その後に上がったから失敗」で終わらせず、なぜ決済したのかを考えます。決めていた条件に達したのか、それとも利益が減るのが怖かったのか。理由によって、練習することが変わります。
決済後の一番よい価格と比べる必要はありません。その時に分かっていた情報で、どう判断したかを振り返りましょう。
トレード日誌をつける
取引中に考えたことは、時間がたつと忘れてしまいます。トレード日誌をつけておくと、同じ失敗や自分の癖を見つけやすくなります。
長い文章でなくても構いません。まずは、次の項目を残してみましょう。
- 日時、通貨ペア、時間足
- 入った理由と、予定した利確・損切り
- 取引量と、予定した損失額
- 実際に決済した理由と、コストを引いた損益
- ルールを守れたか、その時どんな気持ちだったか
- 次に直したいことを一つ
「次は気をつける」だけでは、同じことを繰り返しがちです。「注文前に損切りを設定する」「条件がそろっているか確認してから注文する」など、次にすることを書きましょう。
週末には記録をまとめて見直します。勝率だけでなく、平均の利益と損失、合計の損益、連敗、資金がどれくらい減ったかも確認してください。数回の結果だけで、ルールを変え続けないことが大切です。
FXの練習はいつする?
FXを始める時
まずはデモで注文と決済を覚えます。その後、一つの売買ルールを過去チャートで試し、デモでも使ってみましょう。「何日やったか」より、取引量や損失を管理し、売買の理由を説明できるかが大切です。
負けが続いている時
不調な時こそ、取引を減らすか休んで、記録を見直しましょう。取り返そうとしてロットを上げると、損失がさらに膨らむことがあります。
ルールを破ることが増えたのか、手法が今の相場に合わないのか、それとも検証でも起きていた連敗なのかを調べます。原因を分けてから、必要な練習を選びましょう。再開する条件も先に決めておきます。
新しい手法を使う時
手法を変えるなら、使い慣れた通貨ペアでも練習が必要です。エントリーだけでなく、利確や損切りの方法を変える時も、まず過去チャートとデモで試しましょう。前の手法と記録を分けると、結果を比べやすくなります。
新しい通貨ペアや市場で取引する時
通貨ペアが変われば、値動きやスプレッドも変わります。金や株価指数などを取引する場合も、取引時間や必要証拠金などを確認しましょう。前と同じロット、同じ損切り幅で始めず、新しい条件で練習します。
調子がよい時も、振り返りは続ける
利益が出ていると、多少ルールを破っても気にならなくなることがあります。週末などに取引を見直す習慣をつけておくと、不調になってから慌てずに済みます。
まずは一つ、練習してみよう
FXの練習には、バックテスト、印刷したチャート、デモ取引、自分の取引の振り返りなどがあります。全部を一度に始める必要はありません。
手法を試したいなら過去チャートへ。注文に慣れたいならデモへ。同じ失敗が続くなら、取引履歴と日誌へ戻ってみましょう。
まずは直近の取引を一つ選び、「なぜ入ったか」「なぜ決済したか」「次は何を直すか」を書いてみてください。


