【新・トレード心理学シリーズ】プロップトレードで利益を伸ばすための考え方

トレードが利益になると、「今のうちに利益を確定した方がいい」と思うことがあります。せっかく出た利益がなくなるのが怖くなり、予定より早く決済してしまうこともあります。プロップトレードではドローダウンや損失上限があるため、口座を守ることはとても大切ですが、利益を守ることと、すべてのトレードを早く決済することは同じではありません。
利益を伸ばすというのは、できるだけ長くポジションを持つことではありません。自分のトレードプランがまだ有効なら、焦って決済せず、トレードが動く時間を与えることです。
この記事で分かること1. 利益を早く確定しすぎない
トレードがプラスになると、価格が反転して利益がなくなるのが怖くなり、すぐに決済したくなることがあります。例えば、最初の目標が30pipsだったのに、10pipsの利益が出たところで不安になり決済すると、その後に価格が予定していた30pipsまで動くこともあります。
もちろん、すべてのトレードを目標まで持つ必要はありません。ただ、少し利益が出たという理由だけで毎回決済するのではなく、最初のプランがまだ有効かどうかを確認して判断することが大切です。
ポイント
- 利益が出ても急いで決済しない
- 最初に決めた目標を確認する
- 小さな戻りに反応しすぎない
- 決済する理由を明確にする
2. 利益が増えたり減ったりすることを受け入れる
利益が出ているトレードでも、価格は一直線には動きません。例えば、含み益が+1%まで増えた後に+0.7%まで下がると、「0.3%を失った」と感じてすぐに決済したくなることがあります。
含み益が少し減ることは普通にあり、毎回一番良い価格で決済することはできません。トレード前にどのくらいの値動きまで許容するのかを考えておけば、小さな戻りにも冷静に対応しやすくなります。
ポイント
- 含み益は常に変化する
- 小さな戻りで慌てない
- 完璧な決済を狙わない
- トレードに必要な値幅を与える
3. 勝ちトレードと負けトレードの大きさを見る
勝率だけを見るのではなく、1回の勝ちと1回の負けがどれくらいの大きさなのかも確認しましょう。例えば、負けた時は1%失うのに、勝った時は平均0.3%しか取れていない場合、1回の負けを取り戻すために何回も勝つ必要があります。
だからといって、毎回大きな利益を狙う必要はありません。自分がどれくらいリスクを取り、それに対してどれくらいの利益を狙っているのかを理解し、バランスを見ることが重要です。
ポイント
- 勝率だけを見ない
- 平均利益と平均損失を比較する
- 利益を早く確定しすぎていないか確認する
- リスクリワードを記録する
4. エントリー前に利益確定の方法を決める
利益が出てから「どこで決済しよう」と考えると、その時の感情に影響されやすくなります。そのため、エントリーする前に利益確定の方法を考えておくことが大切です。
例えば、重要なレジスタンスまで持つ、決めた価格で利益確定する、一部だけ決済して残りを持つなどの方法があります。どの方法を使うかは自分の戦略によって変わりますが、トレード中の気分だけで何度も変更しないようにしましょう。
ポイント
- エントリー前に出口を考える
- 利益目標を決めておく
- 分割決済を使うならルールを作る
- トレード中に何度も目標を変えない
5. 含み益が減ることを怖がりすぎない
プロップトレードではリスク管理が重要なため、利益が出ると「この利益を絶対に守りたい」と感じることがあります。ただ、毎回少し利益が出ただけで決済していると、大きく伸びるトレードを取ることが難しくなります。
大切なのは、エントリー前にリスクを管理することです。ロットと損切りを決めたうえで、トレードが始まった後は自分のプランに沿って管理し、怖いという理由だけで決済しないようにしましょう。
ポイント
- ドローダウンルールを理解する
- エントリー前にリスクを決める
- 怖いという理由だけで決済しない
- 良いトレードには時間を与える
勝っているトレードに時間を与える
利益を伸ばすことは、欲張ることではありません。すべてのトレードで大きな利益を狙う必要もなく、自分のプランがまだ有効なら、少し利益が出ただけで急いで決済しないことが大切です。
もちろん、ターゲットに到達したり、相場の状況が変わったりすれば決済する理由になります。重要なのは、「利益がなくなるのが怖い」という理由だけで判断しないことです。
すべてのトレードで最大の利益を取ることはできません。自分の出口ルールを守り、良いトレードが伸びるチャンスを残すことを意識しましょう。


