ボラティリティとは?高い相場・低い相場の特徴と投資での活かし方を解説

投資に関する情報収集をしていると「ボラティリティ」という言葉を目にする機会は多いでしょう。しかし、初心者の方にとって「ボラティリティ」の具体的な意味や、トレードでの活用法はわかりにくいものです。また、相場の急な変動で思わぬ損失を出してしまい、リスク管理の必要性を感じている方もいるかもしれません。

この記事では、投資におけるボラティリティの基礎知識から、具体的なトレード戦略への活かし方まで解説します。

株・FXにおけるボラティリティとは

株・FXにおけるボラティリティとは、価格変動の度合いを示す指標です。英語の「volatile(変わりやすい、不安定な)」から派生した言葉で、日本語では「価格変動率」や「価格変動性」と訳されます。ボラティリティが高いほど価格変動が激しく(リスクが高い)、低いほど価格変動が穏やかである(リスクが低い)と判断されます。

トレーダーはボラティリティを分析することで、その銘柄が持つリスクの度合いや、狙える利幅を予測します。

ボラティリティの種類

ボラティリティには、算出方法や用途によって複数の種類があります。トレードでよく使われる代表的なボラティリティは以下の3種類です。

種類概要
ヒストリカル・ボラティリティ(HV)過去の価格データから算出する実績ベースの変動率
インプライド・ボラティリティ(IV)オプション価格から逆算して求める予測ベースの価格変動率
リアライズド・ボラティリティ(RV)分足やティックデータなどから算出する価格変動率

ヒストリカル・ボラティリティ(HV)は、過去の終値データをもとに標準偏差を計算し、年率換算したものです。多くのトレーダーが参照する最も身近な指標といえるでしょう。

インプライド・ボラティリティ(IV)は、オプション取引の価格から「市場参加者が将来どの程度の変動を予想しているか」を読み取る指標です。「恐怖指数」として知られるVIX指数も、IVをもとに算出されています。

リアライズド・ボラティリティ(RV)は、日次データよりも細かい価格変動を取り入れることで、より現実に近い変動率を捉えられるのが特徴です。

ボラティリティ自体も常に変動する

ボラティリティは常に固定されているわけではありません。同じ銘柄であっても、金融市場を取り巻く環境や、投資家の心理状態に変化があれば、ボラティリティも変動します。

たとえば、普段は値動きが穏やかな通貨ペアでも、各国の金融政策が発表されるタイミングや、経済情勢を左右するニュースが報じられた直後には、ボラティリティが急上昇して価格が乱高下する場合があります。

そのため、トレードをする際は現在のボラティリティの水準を把握し、相場の状況に合わせた戦略を立てる必要があります。

ボラティリティが高い相場のメリット・デメリット

ボラティリティが高い相場のメリットは、短期間でまとまった利益を狙えることです。価格が大きく動くため、少ない時間で効率よく資金を増やせる可能性があります。デイトレードやスキャルピングのように、短い時間軸で取引を完結させたいトレーダーにとって、ボラティリティの高さは魅力的な環境といえるでしょう。

一方、ボラティリティが高い相場のデメリットは、価格が予想と反対の方向に動いた際の損失額が大きくなりやすい点です。利益の値幅が広がるのと同じように、損失の値幅も広がるため、資金管理は慎重に行う必要があります。

また、価格の振れ幅が大きいため、一時的な逆行によって強制ロスカットのラインに抵触してしまうリスクも高くなります。意図しないタイミングでポジションが決済されてしまい、損失を被るケースも考えられるでしょう。

ボラティリティが高い銘柄の特徴や具体的な取引手法については、以下の記事も参考にしてください。

⏩️ボラティリティが高いとは?銘柄ランキングや調べ方も紹介

ボラティリティが低い相場のメリット・デメリット

ボラティリティが低い相場のメリットは、価格が穏やかに動くため、精神的なプレッシャーが少なく、落ち着いて取引に臨める点です。価格の急変に一喜一憂することが減り、じっくりとチャートを分析してエントリーや決済のタイミングを計ることができます。

損失が発生した場合でも、金額は限定的になる傾向があるため、冷静に損切りの判断を下しやすいでしょう。投資を始めたばかりの方や、リスクを抑えて着実に経験を積みたい方にとっては、腰を据えてトレードに取り組める環境といえます。

一方、一度の取引で得られる利益が小さくなりがちな点が、ボラティリティが低い相場のデメリットです。大きな値幅は狙いにくいため、目標とする利益額に到達するまでに時間がかかります。短期間で資金を増やしたいトレーダーにとっては、資金効率が悪く感じられるかもしれません。

また「スプレッド」の割合が、利益に対して相対的に大きくなる点もデメリットです。スプレッドとは、買値と売値の差額のことで、トレーダーが支払う実質的な手数料にあたります。スプレッドは取引の都度発生するため、デイトレードやスキャルピングなど頻繁に取引をする場合は、コストが嵩んで手元に利益が残りにくくなってしまうでしょう。

ボラティリティを投資に活用する際のポイント

ボラティリティの数値をただ眺めるだけでは、トレードの成績向上にはつながりません。ここでは、銘柄選びや資金管理など、ボラティリティを実践的に活用するポイントを解説します。

自分の志向や資金力に合った銘柄を選ぶ

自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせて、取引する銘柄を選びましょう。

たとえば、デイトレードなど、短期間で資金を増やしたい場合、ボラティリティが大きくなりがちなトルコリラ/円(TRY/JPY)やメキシコペソ/円(MXN/JPY)といった新興国通貨ペアなどが候補になります。

一方、リスクを抑えてコツコツ運用したい場合は、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)など、取引量が多く値動きが安定している銘柄を選ぶとよいでしょう。

自身の志向に合ったボラティリティの銘柄を選ぶことで、無理なくトレードを継続できます。

無理のない「利確・損切りライン」を決める目安にする

ボラティリティは、利益確定や損切りのラインを設定する際の目安として活用できます。

まず確認すべきは、取引する銘柄の1日あたりの平均変動幅です。たとえば、ある通貨ペアの1日の平均値幅が80pipsであれば、100pipsの利益を1日で狙うのは現実的ではないでしょう。

また、ボラティリティが高い相場では、一時的な価格の逆行(ノイズ)が発生しがちです。損切り幅が狭すぎると、ノイズに巻き込まれてすぐに損失が確定してしまいます。ボラティリティが高いときは損切り幅を広く、低いときは狭く設定することで、意図しない損失を避けやすくなるでしょう。

相場の荒れ具合に合わせてロット(取引量)を調整する

ボラティリティの変化に応じて、ロット(取引量)を調整することもリスク管理の観点では有効です。

ボラティリティが高い局面では、同じロットでも損益の振れ幅が大きくなります。普段と同じ感覚で取引すると、想定以上の損失を被る危険性があるため、ロットを減らしてリスクを一定に保つ工夫が必要です。

反対に、ボラティリティが低い局面では、値幅が取れないため利益も小さくなりがちです。リスク許容度の範囲内でロットを適度に上げることで、資金効率を高められます。

ボラティリティを理解して活用するならFintokei

トレードにおいてボラティリティを味方につけるためには、実践経験を積むことが重要です。しかし、自己資金をリスクにさらしながら練習するのは、特に初心者にとってハードルが高いでしょう。

そこで活用したいのが、プロップファーム「Fintokei(フィントケイ)」です。Fintokeiは、個人トレーダーがデモ環境で仮想の資金を運用し、そこで得た利益額に応じて報酬を受け取れる新しい形のサービスです。

特長①ノーリスクでトレードにチャレンジできる

Fintokeiの特長は、自己資金を失うリスクが一切ない状態でトレードに挑戦できる点です。Fintokeiのプラットフォームでは、デモ環境に用意された仮想資金を使って取引を行います。そのため、トレードでどれだけ損失を出しても、実際の資金が減ることはありません。

この仕組みにより、「ボラティリティが高い相場で積極的にエントリーしてみたい」「損切りラインの設定が適切か検証したい」といった、自己資金では躊躇してしまうような取引が可能になります。高ボラティリティ相場での立ち回りや、相場急変時のリスク管理など、実践でしか学べないスキルを身につけやすくなるでしょう。

特長②ボラティリティ分析に役立つインジケーターを使える

Fintokeiでは、ボラティリティの分析に役立つテクニカル指標(インジケーター)を利用できます。インジケーターとは、過去の価格データなどから将来の値動きを予測するために、チャート上に表示できる分析ツールのことです。

Fintokeiの取引プラットフォームでは、ボラティリティを数値化する「ATR」や、価格の変動範囲を帯状に表示する「ボリンジャーバンド」といったインジケーターが標準で搭載されています。インジケーターを活用すれば、現在の相場がどの程度のボラティリティなのかを客観的に判断し、より根拠のあるトレード戦略を立てられるでしょう。

ボラティリティ分析に役立つインジケーターの詳細は、以下の記事も参考にしてください。

⏩️ボラティリティを見抜く!Fintokeiで活用できるインジケーター3選

特長③豊富な学習コンテンツで理解を深められる

Fintokeiは、トレーダーの成長をサポートするための学習コンテンツを豊富に用意しています。 

公式ブログや動画コンテンツを通じて、リスク管理の方法や具体的な相場分析のノウハウを学ぶことが可能です。トレードの基礎知識から、実践的なトレード手法まで、幅広いテーマがカバーされているため、初心者から経験者まで自分のレベルに合わせて学べます。

学習コンテンツで知識をインプットした後は、すぐにデモトレードでアウトプットできる点もFintokeiの強みです。「学んだ内容を実際の相場で試す」というサイクルを繰り返すことで、知識が効率よく定着していくでしょう。

まとめ

ボラティリティは、単に価格変動の大きさを示すだけでなく、トレード戦略を立てる上で欠かせない指標です。ボラティリティが高い相場では短期的な利益を狙える一方、低い相場では落ち着いた分析が可能になるなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。現在の相場がどちらの状況にあるのかを把握し、自分のスタイルに合った立ち回りをしましょう。

こうした実践的なスキルを身につけるには、実際の相場で経験を積む必要があります。プロップファームの「Fintokei」であれば、自己資金を失うリスクなく、心ゆくまでトレードの練習ができます。

まずは無料トライアルでFintokeiのサービスを体験し、ボラティリティを味方につけるトレードスキルを磨いてはいかがでしょうか。

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