含み損とは?わかりやすく意味と対処法を解説【株・FX初心者必見】

投資を始めたばかりの人にとって、取引画面に表示されるマイナスの数字を見ると不安に感じるでしょう。このマイナス表示は「含み損」と呼ばれ、保有中の株やFXポジションの価格が購入時より下がっている状態を指します。

「売らなければ損ではない」という考えで保有を続けた結果、塩漬け株を作ってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、含み損の正確な意味や実現損との違いを解説した上で、損切りすべきか持ち続けるべきかの判断基準や対処法を紹介します。ぜひ最後までお読みください。

株やFXにおける含み損とは

含み損とは、保有している投資商品の現在価格が購入時の価格を下回っている状態で生じる「未確定の損失」を指します。

株式やFX、投資信託など、市場価格が変動する金融商品において広く使われる用語であり、評価損とも呼ばれます。ここでは、含み損の定義や関連用語との違いについて詳しく見ていきましょう。

含み損の定義

含み損とは、株式等を取得した価格(簿価といいます)と現在の市場価格(時価)を比較した際に、時価のほうが低い場合に生じる差額を指します。

たとえば、1株1,000円で購入した株式の現在価格が800円であれば、1株あたり200円の含み損が発生している状態となります。この時点ではまだ売却していないため、損失は確定しておらず、あくまで評価上の数字にすぎません。

FX取引の場合も同様に、1ドル=150円で購入したポジションの現在レートが148円であれば、1ドルあたり2円の含み損が生じています。1万通貨の買いポジションを保有していれば、含み損は2万円です。

株式市場やFX市場では価格が常に変動しているため、含み損の金額も刻々と変化します。仮に相場が回復すれば含み損は縮小し、場合によっては含み益に転じる可能性もあります。

実現損(確定損)との違い

実現損とは、実際に株式や通貨を売却することで損失が確定した状態を意味します。含み損が「評価上の損失」であるのに対し、実現損は口座残高が実際に減少する「確定した損失」である点が明確な違いです。

たとえば、1株1,000円で購入した株式を800円で売却した場合、1株あたり200円の実現損が確定します。一度損失を確定させてしまうと、その後に相場が1,000円以上に回復しても損失分は戻りません。

そのため、含み損の段階で損切りを行うか、保有を継続するかの判断は慎重に行う必要があります。

含み益との違い

含み益とは、株式等を取得した価格(簿価)と現在の市場価格(時価)を比較した際に、時価のほうが高い場合に生じる差額を指します。

含み損と同様に、含み益も決済するまでは未確定の「幻の利益」にすぎません。含み益が出ている状態でも、相場の急変により一転して含み損に変わるケースもあるため、利益確定のタイミングも重要な判断ポイントとなります。

含み損が出た場合の主な対処法

含み損が発生した際には、どのような対応を取るべきでしょうか。ここでは、代表的な3つの対処法について、それぞれのメリットとリスクを解説していきます。

保有を継続する

一時的な下落と判断できる場合は、価格が購入時の水準に戻るのを待つという選択肢もあります。相場が回復すれば損失を出さずに済むため、長期投資の視点で保有を続けるトレーダーも少なくありません。

ただし、見通しが外れ回復の見通しが立たなくなることもあります。その場合、資金が長期間拘束される「塩漬け株」になるリスクがあります。保有する場合は、回復の見込みを客観的に判断することが重要です。

損切り(ロスカット)する

損切りとは、これ以上の損失拡大を防ぐために、あえてマイナスを確定させる決済を行う手法を指します。

一見すると損失を出す行為に思えますが、資金を守り、次の投資機会に備えるための「必要経費」と考えることもできます。損切りする機会は誰にでも起こりうるもので、プロのトレーダーほど損切りを躊躇しない傾向にあります。これは、小さな損失で撤退することで、資金を温存し、より有望な投資機会に振り向けられるためです。

特にレバレッジをかけた取引では、含み損の拡大が証拠金を圧迫し、強制ロスカットにつながりかねません。FX取引では、証拠金維持率が一定水準を下回ると、すべての保有ポジションが強制決済されます。早めの損切りが、資産を守る結果につながる場合もあることを理解しておきましょう。

ナンピン(買い増し)する

ナンピンとは、価格が下がった状態で追加購入を行い、平均取得単価を下げる手法です。相場が回復した際には、より早く含み損を解消できる可能性が高まります。 

たとえば、1株1,000円で100株購入した後、株価が800円に下落した時点で100株追加で購入すると、平均取得単価は900円となります。株価が900円まで回復すれば、含み損はゼロになる計算です。

しかし、予想に反してさらに下落が続いた場合は、損失の拡大を加速させるリスクがあります。「下がったからそろそろ上がるだろう」など、安易な根拠で買い増しをする判断は危険であり、相場分析に基づいた慎重な判断が求められます。

ナンピンは上級者向けの手法であり、初心者にはあまり推奨されません。

含み損を抑えるためのポイント

投資において、含み損を抱えるリスクを100%回避することはできません。しかし、適切な対策を講じることで損失を最小限に抑えられます。ここでは、含み損を抑えるための4つのポイントを紹介します。

損失許容ライン(損切りルール)を決めておく

エントリー前に「○○円下がったら損切りする」という撤退基準を明確にしておくことが重要です。あらかじめルールを決めておけば、「損失を確定したくない」という心理的なバイアスによる判断の遅れを防止できるでしょう。

損切りルールの設定方法としては、投資資金に対する損失割合(例:1回の取引で資金の2%まで)を基準にする方法が一般的です。また、サポートラインや直近安値などのテクニカル指標を基準に設定するトレーダーもいます。

重要なのは、一度決めたルールを感情に左右されず守り続けることです。「もう少し待てば戻るかもしれない」という根拠のない期待で、あらかじめ定めていた損切りラインを、都度変更してしまうと、ルールを設定した意味がなくなってしまいます。

逆指値注文を活用する

逆指値注文とは、あらかじめ指定した価格に達したら自動的に決済される注文方法です。損切り注文としても広く活用されており、保有ポジションの損失リスクを管理する有効な手段といえるでしょう。

FXであれば、たとえば1ドル=150円で買いポジションを持った場合、148円に逆指値の売り注文を設定しておけば、レートが148円に達した時点で自動的に決済され、損失を2円分に限定できます。

逆指値注文を設定しておけば、画面を見ていない間の急落や、感情による損切りの躊躇を回避できます。特にFX取引では24時間相場が動くため、就寝中や仕事中の急変にも対応できるリスク管理ツールとして重要な注文方法といえるでしょう。

客観的な指標で判断する

「ここ最近下落していたからなんとなく戻りそう」という願望ではなく、チャートの節目など客観的な基準で判断することが重要です。

移動平均線やサポートライン割れなど、テクニカル分析を根拠にした撤退判断が求められます。

たとえば、25日移動平均線を下回ったら損切りする、直近の安値を割り込んだら撤退するといった基準を設けることで、感情に左右されない判断が可能になります。

投資資金と生活資金を区別する

生活に影響のない余剰資金で取引を行い、精神的な余裕を持つことが重要です。「このお金がなくなったら生活できない」という状況では、冷静な判断ができず、損切りが遅れる原因になりかねません。

投資は余剰資金で行うという原則を守ることで、含み損が発生しても焦らずに適切な判断ができるようになります。

含み損を気にせず取引できるFintokeiとは

ここまで含み損の対処法を解説してきましたが、自己資金を減らすおそれが、トレードの判断を鈍らせるケースもあります。

そこで注目したいのが、デモ環境でトレードスキルを磨けるプロップファーム「Fintokei(フィントケイ)」です。Fintokeiでは、リスクなく取引技術を向上させながら、プロトレーダーとして報酬獲得を目指せる環境が整っています。

特長①実際に損失が発生しないデモ環境

Fintokeiでは、リアルな市場価格と連動したデモ口座で仮想資金を運用します。すべての取引はデモ環境で行われるため、トレードで失敗しても実際の損失は発生しません。 

失敗しても借金や資産減少のリスクがないため、恐怖心なく損切りを練習できる点が特長です。「損切りが苦手」「損失を確定させるのが怖い」という人にとって、メンタル面を鍛える絶好の環境といえるでしょう。

特長②含み損をリアルタイムに把握可能

Fintokeiでは、1日の損失率や全体の損失率に関するルールが設けられており、これらの条件を守りながらトレードを続ける必要があります。専用のダッシュボードで現在の損失状況や許容リスクを可視化できるため、数値ベースでの判断力が自然と身につくでしょう。

「なんとなく」ではなく、明確な数値を基準にトレード判断を行う習慣を身につけられます。この経験は、将来的に自己資金でトレードを行う際にも役立つスキルとなるでしょう。

特長③トレード判断力を養う学習コンテンツ

Fintokeiでは、資金管理やテクニカル分析を学べるブログ記事や動画コンテンツが充実しています。初心者トレーダーでも、トレード知識を学んでそれを実践に移しながらスキルを定着させられます。

インプットした知識を、デモトレードですぐに実践できる環境が整っているため、効率的にトレードスキルを向上させられるでしょう。

まとめ

含み損とは、保有する投資商品の現在価格が購入価格を下回っている状態で生じる未確定の損失を意味します。含み損への対処法としては、保有継続・損切り・ナンピンの3つが挙げられ、それぞれにメリットとリスクがあるため、状況に応じた判断が求められます。

含み損を抑えるためには、損切りルールの設定や逆指値注文の活用、客観的な指標に基づく判断、そして投資資金と生活資金の区別が重要となります。特に逆指値注文は、感情に左右されずに損失を限定できる有効なツールといえるでしょう。

「損切りが苦手」「自己資金を減らすリスクが怖い」という人は、デモ環境でトレードスキルを磨けるFintokeiの活用を検討してみてはいかがでしょうか。実際の損失リスクなしで取引経験を積み、含み損に負けない冷静な判断力を身につけていきましょう。

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