スキャルピングとは?メリット・デメリットや向いている人、コツを解説
スキャルピングに興味はあるものの「具体的にどのような手法かわからない」「短時間で本当に利益を出せるのか」と不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
数秒から数分という短い時間で取引を完結させるスキャルピングは、短時間で効率よく利益を狙えるトレード手法です。しかし、安定して成果を出すためには正しい知識を身につけ、実践的なスキルを磨いていく必要があります。
この記事では、スキャルピングで利益を狙うために知っておきたい基礎知識を解説します。
スキャルピングとは
スキャルピングとは、数秒から数分という非常に短い時間軸で売買を繰り返し、小さな利益を少しずつ積み重ねていくトレードスタイルのことです。「スキャルプ(scalp)」には「頭皮を剥ぐ」という意味があり、わずかな値幅の利益を薄く剥ぎとるように獲得していく様子から、この名がつきました。たとえば、1回の取引で数pips程度の利益を狙い、それを1日に数十回、数百回と繰り返すのが基本的なスタイルです。
FXにはさまざまなトレードスタイルがありますが、スキャルピングはトレードの完結までにかかる時間が特に短い手法です。数日から数週間で取引を完結させる「スイングトレード」や、その日のうちに取引を完結させる「デイトレード」と比較すると、ポジションの保有時間はかなり短くなります。
他のトレードスタイルとの違いを詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
⏩️Fintokeiにおけるトレードスタイルの選び方とは?コツやメリット・デメリットを解説
スキャルピングのメリット
ここでは、スキャルピングの主なメリットについて解説していきます。
短時間で効率的に利益を狙える
スキャルピングは、数秒から数分の短い時間で取引が完結するトレードスタイルです。1回あたりの取引時間が短いため、仕事や家事の合間など、ちょっとした隙間時間にトレードへ取り組めます。たとえば、昼休みの30分間や、帰宅後の1時間といった限られた時間でも、複数回の取引を実行できるでしょう。
また、相場の値動きが小さいケースでも利益を得るチャンスがある点は、スキャルピングならではの強みです。スイングトレードやポジショントレードでは利益を出しにくい状況でも、スキャルピングであれば小さな価格変動を捉えて利益を積み重ねていける可能性があります。
リスクを抑えながらトレードができる
ポジションを保有する時間が短いため、価格変動のリスクを抑えやすい点もメリットといえます。
数時間から数日にわたってポジションをもつトレードスタイルでは、経済指標の発表や要人発言といった予期せぬ出来事で相場が急変し、大きな損失を被る可能性があります。一方、スキャルピングであれば、そのような価格変動リスクにさらされる時間が短く、損失の拡大を防ぎやすいでしょう。
トレードの経験を積みやすい
短時間で何度も取引を繰り返すスキャルピングは、トレードの経験を効率的に積みたい人にも適したスタイルです。1日に何十回と取引を重ねることで、エントリーや決済の判断、取引ツールの操作などに自然と慣れていけるでしょう。
リスクを抑えつつ実践的なトレード経験を積みたいのであれば、プロップファームの「Fintokei」を活用する方法もあります。Fintokeiでは、デモ環境で取引を行うため、もし取引に失敗しても自己資金を失うリスクはありません。プロトレーダーに認定された場合は、利益に応じた報酬を得ることも可能です。トレードのスキルアップを目指す人は、ぜひ検討してみてください。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングに取り組む前に、デメリットを把握しておくことも大切です。
ここでは、デメリットについて解説していきます。
取引コストが高くなりやすい
スキャルピングは取引回数が多くなるため、取引コストがかさみやすいというデメリットがあります。
FXの取引では、売値と買値の差である「スプレッド」が実質的な取引コストになります。たとえば、1回あたりのスプレッドが0.3pipsだとしても、1日に50回取引すれば合計15pipsのコストが発生します。スイングトレードやポジショントレードのように取引回数が少ないスタイルと比較すると、スキャルピングはコストがかさみやすいといえるでしょう。利益を確保するためには、スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶなどの工夫が必要です。
少額のトレードだとなかなか利益が出ない
スキャルピングは1回あたりの利益が小さくなりやすいため、少額のトレードでは思うように利益を得られない場合があります。たとえば、1万円の資金で1回あたり数pipsの利益を狙っても、得られる金額は数十円程度にとどまるケースも珍しくありません。
しっかりと利益を積み重ねていくには、ある程度まとまった金額でのトレードが必要です。少額から始めたい人は、まずトレードの練習と割り切って経験を積み、資金が増えてから本格的に利益を狙っていくことも検討しましょう。
体力・精神的な負担が大きい
1回あたりのトレード時間が短いスキャルピングでは、売買するタイミングを見逃さないように常に集中力を維持する必要があります。チャートから目を離した瞬間にエントリーチャンスを逃してしまう場合もあるため、結果として1日中画面に張り付くことになり、体力的・精神的に消耗していくケースも多いでしょう。
また、スキャルピングでは取引回数が多い分、負けが続いてしまう場面も発生します。短時間で連続して損失が出ると、精神的に辛くなり、冷静な判断ができなくなる場合もあるかもしれません。取り組む際は、適度に休憩を挟みながら、心身のコンディションを整えておく意識が必要です。
しっかりとした通信環境が求められる
スキャルピングでは、通信速度が遅いと注文価格と約定価格に差が生じやすくなります。わずか数pipsの利益を狙うスキャルピングにおいて、スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)が頻繁に発生すると、期待どおりの利益を確保できなくなってしまうでしょう。
ある程度戦略どおりに利益を上げていくには、安定した通信環境の整備が欠かせません。有線接続のインターネット回線を利用するなど、通信環境の見直しを検討してみてください。
スキャルピングに向いている人
スキャルピングは以下のような人に適したトレードスタイルといえます。
- 1日のトレード時間が確保しにくい人
- 集中力が高く機械的な判断ができる人
- 短時間で利益を積み重ねたい人
- リスクを抑えてトレード経験を積みたい人
スキャルピングは、数分単位で取引が完結するため、まとまった時間を確保できない人でも取り組みやすいでしょう。日中は仕事や学業で忙しい人でも、早朝や夜間などの隙間時間を利用してトレードができます。
目まぐるしく変わる相場の中で、瞬時に売買の判断を下す必要があるスキャルピングでは、高い集中力が必要です。「もう少し待てば利益が伸びるかも」といった感情に流されず、あらかじめ決めたルールに従って淡々と取引を実行できる冷静さがある人は成果を出しやすいでしょう。
短時間で取引を繰り返し、コツコツと利益を積み上げていくことに楽しみを見いだせる人は、スキャルピングに向いています。取引1回あたりの利益は小さくなりやすいものの、ある程度まとまった資金を用意し、集中的にトレードを行えば、まとまった利益を狙うことも可能です。
ポジションを保有する時間が短いため、相場の急変動による大きな損失リスクを避けやすいスキャルピングは、トレード経験を積むための手法としても有効です。実践を通じて、チャートの読み方やツールの使い方、相場観などを効率的に養っていきたい初心者にも適しています。
スキャルピングに向いていない人
スキャルピングに向いていない人の特徴として、以下の3つが挙げられます。
- 集中力を継続できない人
- 通信環境が安定的でない人
- 感情に流されやすい人
スキャルピングでは、チャートの細かな値動きを常に監視し、瞬時にエントリーや決済の判断を下す必要があります。長時間にわたって集中力を維持するのが苦手な人や、すぐに注意が散漫になってしまう人は、売買のタイミングを逃してしまう場面が増えるでしょう。
数pipsの利益を狙うスキャルピングでは、わずかな注文の遅延が損益を大きく左右するケースも少なくありません。通信が途切れやすい環境や、回線速度が遅い環境では、意図したタイミングで約定できず、スリッページによる損失が発生しやすくなります。
また、「損失を取り戻したい」という焦りから無計画なエントリーを繰り返したり、「もう少し利益を伸ばせるかもしれない」と決済を遅らせたりしてしまうと、かえって損失を拡大させる結果になりやすいでしょう。
上記の特徴が当てはまる場合は、取引頻度の少ないスイングトレードなど、判断までに時間的な余裕があるスタイルを検討してみてください。
スキャルピングのコツ
スキャルピングで安定的に利益を上げていくために押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 自分で決めたルールをしっかりと守る
- スキャルピングに適した通貨ペアを選ぶ
- インジケーターを活用する
これらのコツを実践し、トレードの精度を高めていきましょう。
自分で決めたルールをしっかりと守る
スキャルピングで利益を積み重ねていくためには、トレード中に感情に流されないことが重要です。根拠のないエントリーを繰り返すと、利益を得られないばかりか、損失が膨らんでしまう可能性もあります。
トレードをする前に「〇pips動いたら利益確定する」「含み損が〇円になったら損切りする」といったマイルールを決めておきましょう。もし、決めたルールどおりに決済する自信がない場合は、損失の拡大を防ぐために逆指値注文(ストップロス注文)を活用するのも有効です。
スキャルピングで負けてしまう原因や対策について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
⏩️スキャルピングで勝てない原因ベスト5|勝率を高めるため役立つ具体策を紹介!
スキャルピングに適した通貨ペアを選ぶ
取引回数が多いスキャルピングでは、スプレッドの差が最終的な損益に大きく影響します。スプレッドが広い通貨ペアを選んでしまうと、利益を出してもコストで相殺されてしまう場面が増えるでしょう。
一般的に、米ドル/円やユーロ/ドルといった、世界的に取引量の多い「メジャー通貨」のペアはスプレッドが狭い傾向にあります。まずはこれらの通貨ペアから取引を始め、慣れてきたら他の通貨ペアにも目を向けてみるとよいでしょう。
スキャルピングにおすすめの通貨ペアや、勝ちやすい銘柄を選ぶコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
⏩️スキャルピングでおすすめの通貨ペアTOP3|勝ちやすい銘柄を選ぶコツとは
インジケーターを活用する
値動きの予測精度を高めるためには、インジケーターの活用が欠かせません。インジケーターとは、相場の方向性や勢いなどを視覚化してチャート上に表示するツールで、エントリーや決済のタイミングを判断する際に役立ちます。
たとえば、トレンドの強さや転換点を示す「移動平均線」や、相場の過熱感などを示す「ボリンジャーバンド」などをチャートに表示させることで、売買のタイミングを客観的に判断しやすくなるでしょう。
各インジケーターの詳しい使い方や設定方法について知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
⏩️Fintokeiで使えるスキャルピングおすすめ最強インジケーター4選!
スキャルピングのプロトレーダーを目指すならFintokei
スキャルピング(※)のスキルを磨きながらプロトレーダーを目指したい人には、プロップファーム「Fintokei(フィントケイ)」の利用がおすすめです。
※Fintokeiのルールでは、10秒未満で注文と決済を行う「ティック・スキャルピング」は禁止されています。ただし、数分程度のスキャルピングであれば問題なく実施できるため、一般的なスキャルピング手法を実践したい人には影響ありません。
Fintokeiは、個人トレーダーがデモ環境で仮想資金を運用するプラットフォームです。デモトレード環境のため、取引によって実際の損失が発生する心配はなく、リスクを抑えながら実践的な経験を積めます。そして、一定の利益率などの基準をクリアすると、プロトレーダーとして認定され、取引で得た利益額に応じた報酬を受け取ることも可能です。
Fintokeiでは、「攻めるトレード」よりも「長期目線で安定的に生き残るトレード」が評価されます。そのため、感情に流されず、リスク管理を徹底した安定的なスキャルピング手法を身につけるには最適な環境といえるでしょう。
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まとめ
スキャルピングは、数秒から数分の短い時間で売買を完結させて、小さな利益を積み重ねていくトレードスタイルです。
短時間で効率的に利益を狙え、価格変動のリスクを抑えやすいという利点がある一方で、取引コストがかさみやすく、精神的な負担も大きいという側面ももちあわせています。スキャルピングに興味がある人は、まず少額から始めて経験を積むのがおすすめです。自己資金での取引に不安がある場合や、リスクを抑えながらプロトレーダーを目指したい場合は、Fintokeiの無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。