ボラティリティを見抜く!Fintokeiで活用できるインジケーター3選

トレードを始めると、「なぜボラティリティを見極めることがそんなに大切なのか?」と疑問に思う人は少なくありません。
実際、ボラティリティが高ければ短期間で大きな値動きが生まれやすく、その分チャンスも増えますが、低ければいくら相場を見ていても狙える局面がなかなか訪れません。
焦って無駄なエントリーを繰り返してしまうと、せっかく方向性が合っていても利益を取り切れない結果に終わることもあるのです。
では初心者でもどうやってボラティリティを判断すればよいのでしょうか。
本記事では、ボラティリティの見極めが重要である理由を解説しつつ、インジケーターを使った具体的な判断方法まで分かりやすく紹介します。
- ボラティリティの見極めが重要である理由
- ボラティリティの判断に使えるインジケーター3選
- ボラティリティが分かるインジケーターを使いこなすコツ
- ボラティリティが分かるインジケーターを使うならFintokei
- まとめ
ボラティリティの見極めが重要である理由
トレードにおいてボラティリティを見極める最大の目的は、利益を狙うチャンスを増やすことです。
例えば、ボラティリティが高いと短期間で大きな値動きが発生し、それだけ利益を狙うチャンスが増えます。
一方で、ボラティリティが低いとどれだけ相場を見ていても利益を狙えるチャンスは早々見つかりません。
さらにチャンスがないことに焦ってしまうと、より最悪な状況に陥ります。方向感はあっていたものの無駄なエントリーをして消耗し、最終的には狙った値動きを取り切れないなどということもあり得るのです。

したがって、ボラティリティが高い・または低い相場なのかを見極めることは、チャンスを増やすだけでなく、効率よく取引をするためにも重要なのです。
ボラティリティが高いとはどういうことなのかについては、以下の記事もご覧ください。
ただ初心者にとってボラティリティが高いかどうかの判断は難しい
相場において、ボラティリティの高まりに関係する要素は、以下のようにたくさんあります。
- 経済指標や金融政策の発表
- 大口トレーダーによるポジションの調整
- 市場参加者のセンチメント
- 戦争や政情不安などの地政学的リスク
そして時期によって、どの要素がボラティリティに関わっているのかも頻繁に変わります。
例えばある時は金融政策が原因で為替相場が大きく動いていたとしても、それは市場に織り込まれていきだんだん市場の反応が鈍くなります。
したがってボラティリティの高まりをある程度予測できるようになるためには、通常はトレード経験を積む必要があるのです。
ボラティリティの判断に役立つのがインジケーター
通常はトレード経験を積まないとなかなかボラティリティの高まりを予測することができませんが、そこで役に立つのがインジケーターです。
例えば、ボリンジャーバンドを使えば、バンドの拡大・縮小を確認するだけでボラティリティの高まりや低下を誰でも簡単に把握できます。

ボラティリティの判断がまだ難しいというトレーダーは、インジケーターを活用するだけでもかなり楽に相場の環境認識ができるようになるのです。
ボラティリティの判断に使えるインジケーター3選
Fintokeiで使えて、かつボラティリティの判断に役立つインジケーターとして以下の3つを紹介します。
- ボリンジャーバンド
- ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
- DMI・ADX
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線を基準に価格の変動幅を示すインジケーターです。
バンドの上下には、価格の標準偏差をもとに計算されたバンドというラインが表示され、ボラティリティの変化を視覚的に把握できます。

ボラティリティが高まるとバンドが拡大(エクスパンション)、低下するとバンドが収縮(スクイーズ)します。
また、±2σバンドに価格が収まる確率は計算上95%以上なので、±2σバンドを超える価格変動が発生すると異常な相場状況だと判断することもできます。
ボリンジャーバンドについては、以下の記事を参考にしてください。
≫ボリンジャーバンドの期間設定は「20」がおすすめ?期間設定時のポイントを解説
ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
ATR(Average True Range)とは、ローソク足1本に注目してボラティリティの平均値を算出するインジケーターです。
以下3つのうち最大値がトゥルー・レンジ(TR)とされ、その値を平滑化し、平均値をとることでATRの数値が算出されます。
- 当日の高値-前日の終値
- 当日の安値-前日の終値
- 当日の高値-当日の安値

ATRが上昇していればボラティリティが高まっている、下落していればボラティリティが低くなっていると判断することができます。
ATRについては、以下の記事を参考にしてください。
≫ATRを使いこなす!インジケーターでボラティリティを把握する方法
DMI・ADX
DMI(Directional Movement Index)とは、トレンドの強弱を把握できるインジケーターであり、「方向性指数」と呼ばれます。
DMIでは、当日の高安値と前日の高安値をもとに計算された、以下3つのラインの方向性からボラティリティを把握することができます。
- +DI:上昇トレンドの強弱を表す
- -DI:下落トレンドの強弱を表す
- ADX:トレンド全体の強弱を表す

たとえば、+DIが-DIを上抜けると上昇トレンドであり、かつADXも上昇していれば強い上昇トレンドだという判断ができます。
ボラティリティが分かるインジケーターを使いこなすコツ

ボラティリティが分かるインジケーターを使いこなすためには、以下の3つのコツを意識してみてください。
- 取引時間にも注目する
- 通貨ペア選びに気をつける
- ボラティリティの上昇は順張りのシグナル
取引時間にも注目する
ボラティリティは取引時間帯によって大きく異なります。
各市場においてボラティリティが高まりやすい時間帯の例を以下の表にまとめました。なお以下は日本時間です。
市場 | 時間 | 概要 |
東京時間 | 午前10時前後 | 仲値の発表 |
ロンドン時間 | 午後5時~7時 | 欧州経済指標の発表 |
ニューヨーク時間 | 午後9時~11時午前0時~1時 | 米国経済指標の発表やロンドンフィキシング |
ボラティリティが分かるインジケーターを活用する際には、上記の時間にも該当するかにも注目しておくとより根拠のある取引ができるようになります。
銘柄選びに気をつける
取引時間帯だけでなく、銘柄ごとにもボラティリティの特徴が異なります。
たとえば、ポンドや新興国通貨(メキシコペソ、トルコリラ)、コモディティ(原油、ガス)などはボラティリティが高い銘柄として知られています。
一方で、ドル円やユーロドル、合成通貨(AUD/NZD、EURGBPなど)は比較的ボラティリティが安定しています。
なるべくボラティリティが高い銘柄でボラティリティが分かるインジケーターを使うことで、取引チャンスを見つけられる可能性を高められます。
ボラティリティの上昇は順張りのシグナル
ボラティリティが急上昇した際には、トレンドに沿った取引である「順張り」が有効になります。
たとえば、価格が重要な水平ラインをブレイクした際に、インジケーターでボラティリティの高まりも確認できると、以降は本格的なトレンド継続を期待できます。
一方で、このような本格的なトレンドが高まったタイミングで逆張りをするとリスクが高いので、避けるようにしましょう。
ボラティリティが分かるインジケーターを使うならFintokei

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ一定以上の利益率を達成することで公認のプロトレーダーになることができます。
Fintokei公認のプロトレーダーになると、データ提供料としてデモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。
Fintokeiでは紹介したボラティリティが分かるインジケーターを活用できることはもちろん、他のトレードスキルについてより深く学べる動画やブログの学習コンテンツが豊富に用意されています。
Fintokeiのサービスを体験できる無料トライアルも実施していますので、ATRを使ってプロトレーダーを目指したい方はぜひ挑戦してみましょう。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
まとめ
この記事では、ボラティリティを把握することの重要性や、ボラティリティを見極めるために役立つインジケーターについて解説しました。
ボラティリティが高いと取引チャンスが増えますが、同時にリスクも伴います。
したがって、ボラティリティを適切に把握するためにもインジケーターを使って客観的、かつ効率的に相場を分析することが必要になります。
インジケーターに加えて取引時間や通貨ペアの選び方も工夫し、ボラティリティを味方につけて戦略的に取引を行いましょう。
