スキャルピングとデイトレードはどっちが稼げる?違いや特徴を解説
FXで短期トレードを始めようと考えたとき、「スキャルピングとデイトレード、どっちが稼げるのか」と疑問を持つ人は多いでしょう。スキャルピングとデイトレードはいずれも短期トレードに分類されますが、取引時間や必要なスキル、精神的な負担などに違いがあります。ライフスタイルや性格に合った手法を選択しましょう。
この記事では、スキャルピングとデイトレードの違いやトレードにおける優位性について解説します。
スキャルピングとデイトレードはどっちが稼げる?
FXにおいて、トレード手法自体に優劣があるわけではありません。スキャルピングで月に数百万円を稼ぐトレーダーもいれば、デイトレードで安定した収益を上げ続けるトレーダーもいます。反対に、どちらの手法でも損失を出し続けてしまうトレーダーも少なくありません。
収益を伸ばすためには、手法そのものよりも、自分に合ったスタイルを選び、そのスタイルを極めていく姿勢が重要です。そして、自分に合ったトレードスタイルを見つけるためには、スキャルピングとデイトレードそれぞれの特徴を整理し、違いを把握する必要があります。取引にかけられる時間、集中力の持続時間、リスク許容度、性格的な向き不向きなど、さまざまな要素を考慮した上で選択しましょう。
スキャルピングとは
スキャルピングとは、数秒から数分で売買を完結させ、小さな値幅で利益を積み重ねていくトレード手法です。英語の「scalp(頭皮を剥ぐ)」に由来しており、薄い利益を何度も「削り取る」ようにして資産を増やしていくイメージから名付けられました。
スキャルピングの特徴は、ポジション保有時間の短さです。1回の取引で狙う値幅は数pips程度と小さく、1日に何十回、場合によっては100回以上の取引を繰り返します。
デイトレードとは
デイトレードとは、数時間から1日単位でポジションを保有し、その日のうちにすべての取引を完結させるトレード手法です。
デイトレードでは移動平均線やボリンジャーバンド、RSIなどのテクニカル指標を活用し、相場のトレンドやエントリーポイントを見極めます。1日の取引回数はスキャルピングほど多くなく、数回〜十数回程度が一般的です。
スキャルピングとデイトレードの違い
スキャルピングとデイトレードはどちらも短期トレードに分類されますが、実際の運用面では以下のような違いがあります。
| スキャルピング | デイトレード | |
| 1回あたりの取引時間 | 数秒〜数分 | 数時間〜1日 |
| 取引頻度 | 1日数十回〜100回以上 | 1日数回〜十数回 |
| 1回あたりの狙える値幅 | 数pips程度 | 10〜50pips程度 |
| リスク管理 | 一瞬のミスが命取りになるため厳格な管理が必須 | スキャルピングよりは余裕を持った管理が可能 |
| 必要なスキル | 判断力 | 相場分析力 |
| チャートの確認頻度 | 取引中は画面に張り付く必要あり | エントリー後はある程度目を離せる |
両者を比較すると、取引時間の長さがあらゆる面に影響を与えていることがわかります。
スキャルピングは数秒から数分で取引を完結させるため、1日あたりの取引回数が多くなり、取引中は集中してチャートを監視し続ける必要があります。また、数pipsという小さな値幅を狙うため、わずかな判断の遅れやミスが損失に直結することも少なくありません。そのため、損切りやポジションサイズの調整といった徹底したリスク管理が必要です。
一方、デイトレードは数時間から1日という時間軸で取引を進めるため、エントリー後にある程度チャートから離れる時間を確保できます。狙える値幅も10〜50pips程度とスキャルピングより広く、じっくりと相場の流れを見ながらトレードを進めることが可能です。ただし、相場の方向性を見極める分析力が必要となり、テクニカル指標やチャートパターンへの理解が成果を左右します。
どちらのスタイルも一長一短のため、自分の生活リズムや得意分野に合わせて選択することが重要です。
デイトレードやスキャルピング以外のトレード手法についても知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
⏩️Fintokeiにおけるトレードスタイルの選び方とは?コツやメリット・デメリットを解説
スキャルピングのメリットとデメリット
スキャルピングをトレードスタイルとして採用する前に、メリットとデメリットの両面を理解しておきましょう。
スキャルピングのメリット
スキャルピングのメリットは以下の通りです。
- 資金効率がよい
- 損失リスクを抑えられる
- 取引経験を積みやすい
スキャルピングのメリットとして、資金効率の高さが挙げられます。1日に何度も取引を繰り返すため、同じ資金でも多くの取引機会を得ることが可能です。効率よく利益を積み上げていける可能性があり、資金に余裕がない人でも取り組みやすい手法といえます。
ポジション保有時間が短いため、突発的なニュースや経済指標発表による急激な価格変動に巻き込まれるリスクを最小限に抑えられる点もメリットです。
さらに、短時間で多くの取引を経験できるため、トレードスキルが上達しやすいという側面もあります。エントリーや決済のタイミング、損切りの判断など、実践を通じて身につけるべきスキルを短期間で習得可能です。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングのデメリットは以下の通りです。
- 精神的な負担がかかりやすい
- 手数料などのコストが高くなりやすい
- 安定した利益を出すには一定の経験が必要になる
スキャルピングのデメリットとして、精神的な負担の大きさが挙げられます。取引中は常にチャートを注視し続ける必要があり、一瞬の判断ミスが損失につながるケースも少なくありません。長時間の集中によって疲労が蓄積し、判断力が低下するという悪循環を招く可能性もあります。
取引回数が多く、手数料やスプレッドといった取引コストが膨らみやすい点もデメリットです。1回あたりの取引コストは小さくても、積み重なると利益を圧迫する要因となります。特にスプレッドが広がりやすい時間帯や通貨ペアでの取引には注意が必要です。
また、安定して利益を出し続けるためには相応の経験と技術が必要です。どちらかといえば中級者〜上級者向けの手法といえます。
デイトレードのメリットとデメリット
デイトレードにも、メリットとデメリットの両方があります。スキャルピングとの違いを意識しながら確認していきましょう。
デイトレードのメリット
デイトレードのメリットは以下の通りです。
- 時間の拘束が少ない
- スワップポイントを気にしなくてよい
- 初心者でも取り組みやすい
デイトレードのメリットは、スキャルピングと比べて時間的な拘束が少ない点です。数時間単位でトレードを進めるため、常に画面に張り付いている必要はありません。チャートを確認してエントリーした後、利確や損切りの注文も設定しておけば、チャートから目を離すこともできます。
ポジションをその日のうちにすべて決済するため、スワップポイントを気にする必要がない点もメリットです。スワップポイントとは、2つの通貨間の金利差によって発生する損益です。ポジションを翌日に持ち越す際に付与または徴収されるため、通貨ペアによってはマイナススワップが発生し、利益が目減りする可能性があります。しかし、デイトレードでは基本的にスワップポイントの増減を気にする必要はありません。
また、ポジションを翌日に持ち越さないため、就寝中や休日に発生する急激な相場変動(オーバーナイトリスク)を回避できます。予期せぬ価格変動に巻き込まれる心配が少なく、リスク管理がしやすいため、初心者でも取り組みやすい手法といえます。
デイトレードのデメリット
デイトレードのデメリットは以下の通りです。
- スプレッドや手数料などのコストが高くなりやすい
- 精神的なストレスがかかりやすい
デイトレードのデメリットとして、スイングトレードやポジショントレードといった長期のトレードスタイルと比べると、取引コストの負担が大きくなる点が挙げられます。短期トレードである以上、一定期間中の取引回数は多くなり、スプレッドや手数料が積み重なっていきます。
また、数時間にわたって相場の動きを追い続ける必要があるため、精神的なストレスがかかりやすい点もデメリットです。特に、エントリー後に含み損が発生した場合など、損切りするかどうか、シビアな判断が求められる場面も少なくありません。
スキャルピングやデイトレードを成功させるためのコツ
スキャルピングやデイトレードを成功させたい場合は、以下のポイントを意識してみましょう。
- 損切り・利確のラインを決めておく
- 精神的なストレスに備える
- トレンドを想定できない場合は取引を避ける
いずれも基本的な内容ですが、トレード中は感情に流されてしまい、実践できない人も少なくありません。
損切り・利確のラインを決めておく
エントリー前に損切りラインと利確ラインを決めておくと、感情的な判断を排除できるため、精度の高いトレードができるようになります。
「もう少し待てば戻るかもしれない」「まだ上がりそうだからもう少し保有しよう」といった感情に流されると、損失を拡大させたり、利益を逃したりする原因となります。事前に設定したラインに達したら、状況に関係なく機械的に決済を実行しましょう。
自分なりのルールを確立し、それを一貫して守り続ける習慣がトレーダーとしての成長につながります。
損切りのコツを詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
⏩️【損切りできない人必見】損切りができるようになる3つの対策方法を紹介!
精神的なストレスに備える
短期トレードでは、精神的なストレスとの付き合い方も重要です。
トレードがうまくいかない時期が続くと、焦りや不安が生じて判断力が低下し、さらに損失を重ねてしまう悪循環に陥りやすくなります。
たとえトレードが順調に進んでいるときでも、常に相場を監視し続ける必要があるため、想像以上のストレスがかかります。長時間の緊張状態は心身の疲労を招き、結果としてミスを誘発することも少なくありません。
トレードは長期戦なので、適度な休憩を取るなど心身の健康を維持しながら取り組んでいきましょう。
トレードにおけるストレスの原因や対処方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
トレンドを想定できない場合は取引を避ける
スキャルピングでもデイトレードでも、基本的にトレンドに沿ってトレードしたほうが勝率は高くなる傾向があります。トレンドが発生している相場では、多くのトレーダーが同じ方向にエントリーするため、価格がその方向に動きやすくなるからです。
一方で、レンジ相場の場合は価格の動きが予想しにくく、エントリー直後に価格が予想と反対方向に動くことも珍しくありません。
「休むも相場」という格言があるように、取引しないという選択も立派なトレード戦略の一つです。トレンドが判断できないときは取引を控え、自信を持ってエントリーできるタイミングを待ちましょう。
トレンドを正しく見極める方法については、以下の記事も参考にしてください。
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まとめ
スキャルピングとデイトレードは、どちらにも長所と短所があり、優劣をつけられるものではありません。ライフスタイルや性格、トレードに使える時間などを考慮した上で、自分に合った手法を選びましょう。
一方で、どちらを選ぶにしても、実践を通じて経験を積み重ねることがトレード上達には欠かせません。実践的なトレード経験を積みたい人は、Fintokeiのデモ環境で仮想資金を運用しながらスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。リスクなく取引経験を積め、プロトレーダーを目指せる環境が整っています。無料トライアルからぜひ始めてみてください。