トレード資金が10万円しかない…プロップファームと個人口座どちらでトレードするのがオススメ？

「良いトレードアイデアを持っているけど、トレードの軍資金が少ない」という悩みを持っているトレーダーも多いのではないでしょうか。

この記事では、トレードの軍資金が10万円しかないトレーダーを想定して、そのまま個人口座で運用する方が良いのか、それともプロップファームで運用する方が良いのかを論じていきます。

個人口座でトレードする場合

まずは、10万円を個人口座でトレードする場合を考えてみます。

• 10万円の個人口座でトレードするメリット
• 10万円の個人口座でトレードするデメリット

10万円の個人口座でトレードするメリット

個人口座で運用するということは、自分が好きなトレードスタイルや資金管理法を自由に採用することができます。

トレードが少し疲れたら勝手に中断しても良いですし、一時のスリルを味わうためにギャンブルトレードを行っても、誰もあなたを責めません。

また、特に成果を求められているわけではないので、プレッシャーを感じることなくトレードをすることができるでしょう。

≫【メンタル管理】ストレスなくトレードを行う方法は？

10万円の個人口座でトレードするデメリット

10万円でトレードを行うということは、少なくとも保有できる銘柄に限りがあると考えてよいでしょう。

通貨トレードではレバレッジを用いてトレードができるので、少額の資金からでもポジションを保有できます。

しかし注文の際は、ブローカーで定められた最小注文可能数量以上のポジションを持たなければならないので、高いレバレッジでのトレードが想定されます。

高いレバレッジをかけるということは、1回のトレードあたりの損失額が増加するため、ロスカットリスクの高いトレードとなってしまいます。

トレードで成功するためには、なるべくトレード当たりのリスクを抑えて、長く相場に生き残り続ける必要があります。

プロップファームでトレードする場合

次にプロップファームでトレードする場合について論じていきます。

• プロップファームでトレードするメリット
• プロップファームでトレードするデメリット

プロップファームでトレードするメリット

プロップファームであれば、個人の軍資金の有無にかかわらず、大きな資金でのトレードが可能になります。

≫プロップファームとは？目的や仕組みメリット・デメリットを解説

したがって、10万円しかトレードの軍資金がない方であっても、プロップファームから与えられた資金を元手にトレードすることができます。

また、プロップファームのトレーダー（以下プロップトレーダー）としてトレードを行う場合、トレードで生じた損失はプロップファームが負担します。

≫プロップトレーダーの意味って何？プロップトレーダーになるために必要なスキルや平均年収を徹底解説！

プロップファームではリスク管理の教育が徹底されているので、そもそも大きな損失を抱えてしまう可能性が限りなく低いと言えるでしょう。

つまり自己資金がノーリスクの状態であるにも関わらず、十分な軍資金と取引環境を享受することができるので、自己資金が少ないトレーダーにとっては大きなメリットとなるでしょう。

プロップファームでトレードするデメリット

プロップファームでは、厳格なリスク管理のもとでトレードすることが求められています。

会社の資金を使ってトレードしている以上当たり前ですが、勝手に取引数量を増加させたり、根拠が明確でないトレードは行なえません。

また、プロップトレーダーは各自のトレード戦略を採用することが認められていますが、一定以上の損失を出してしまった場合、しばらくの間トレードができなくなってしまう可能性があります。

とはいえ、プロップファームで経験しうるデメリットは、むしろトレーダーとして成長していくために必要な要素です。

トレードではテクニカル分析の精度よりも、リスク管理やメンタル管理の方が、トレーダーの資産曲線に与える影響が大きいとされています。

プロップファームの徹底されたリスク管理のおかげで、感情的なトレードを未然に防ぐことができることを考えれば、プロップファームでの経験がトレーダーとしての能力を高めてくれることが期待できます。

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結論：口座資金が少ない人こそプロップファームでトレードするべき

結論、トレードの軍資金が少ないトレーダーは、プロップファームでトレードするのがオススメです。

本記事の要点は以下の3つです。

• 10万円を個人口座でトレードする場合、トレード可能な銘柄に限りがあり、トレードできたとしてもハイリスクになる可能性が高い
• プロップファームであれば、個人の懐事情に関係なく、大きな資金でトレードできる
• プロップファームでは徹底したリスク管理が求められる故、トレードの自由度は低いが、トレーダーとして成功するためには必要な要素である