プライスアクションを極めるためには?必須ステップや学習コンテンツを紹介

SNS上で「インジケーターをやめて、ローソク足の意味が分かってきたタイミングで勝ち始めた」といった意見を見たことがあるトレーダーもいるのではないでしょうか?
ローソク足の動きそのものを読み取り、トレード判断を下す手法がプライスアクションです。
つまりプライスアクションを極めることが、勝ちトレーダーになるためのルートである可能性があるわけです。
この記事では、プライスアクションを極めるとはどういったことなのかを解説するとともに、必要な学習ステップや役立つコンテンツなどを以下の項目で詳しく紹介します。
- プライスアクションを「極める」とはどこまでできる状態か
- プライスアクションを最強に活かす環境認識の例
- プライスアクションを極めるための学習ステップ
- プライスアクションを極めるならFintokei
- プライスアクションの学習に詰まったらインジケーターも役立つ
- まとめ
プライスアクションを「極める」とはどこまでできる状態か
プライスアクションとは、ローソク足の動きそのものを読み取り、トレード判断を下す手法です。
プライスアクションを「極める」とは、単にローソク足の形を覚えるだけでなく、その背後にある市場参加者の心理や注文の流れを読み解き、再現性あるトレード判断が自立してできる状態を指します。
つまり、「ヒゲが長いから反転しそう」といった表面的な判断を超え、「なぜこの価格帯で止められたのか」「その動きの背景にどんな注文があるのか」といった構造的な分析まで踏み込む必要があります。
このレベルに達すると、ラインや環境認識と組み合わせることで、エントリーと損切りの位置に迷いがなくなります。
さらに、状況に応じて「あえてポジションを取らない」という判断もできるようになるため、勝率や資金効率が格段に上がります。
プライスアクションを最強に活かす環境認識の例
プライスアクションを極めることで可能となる環境認識の例として、以下の3つを紹介します。
- 水平線やトレンドラインとの組み合わせ
- サポレジ転換との組み合わせ
- 時間帯やボラティリティとの組み合わせ
水平線やトレンドラインとの組み合わせ
ピンバーや首吊り線など相場の転換シグナルとなるプライスアクションが発生した際には、「なぜその価格帯で止まったのか?」という背景を捉える力が必要です。
そこで鍵となるのが、水平線とトレンドラインの活用です。
例えば、ある通貨ペアが何度も跳ね返された高値付近に水平線を引いていたとします。
その水準に再び価格が接近した際、上ヒゲの長い陰線(ピンバー)が出現したとすれば、「ここで大口の売り注文が入り、上昇の勢いが止められた」と読むことができます。
これは単なるローソク足パターンではなく、「売り手がどの価格帯に意識を集中していたか」という背景も理解していることになります。
高値圏で現れるプライスアクションについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
≫高値圏で現れるローソク足の天井パターン8選|使いこなすためのコツも紹介
サポレジ転換との組み合わせ
水平ラインをブレイクした後によく発生するサポレジ転換との組み合わせでも、相場の背景をプライスアクションから読み取ることができます。
特定の価格帯で何度も反発や抑え込みが発生している場合、その水準は市場参加者の注文が集中している「戦略的なエリア」となっており、売買の攻防も激しくなります。
このような重要ラインを価格が明確に抜けたうえで、さらにその方向に勢いよく伸びていく動きが出た場合、市場の流れに逆らっていたトレーダーの損切りが一斉に発生しやすくなります。
つまり、プライスアクションによってブレイクが本物かどうかを見極めることで、その後の急激な値動き(=ダマシではないブレイク)を先読みできるのです。
時間帯やボラティリティとの組み合わせ
プライスアクションの信頼性は、時間帯やボラティリティ(価格変動の大きさ)によって大きく変わります。
なぜなら、同じローソク足の形でも「どのタイミングで発生したか」によって、市場参加者の注目度やその背景にある注文の強さが異なるからです。
例えばロンドン市場のオープン直後やニューヨーク市場の序盤は、取引量が急増しやすく、急激な値動きが発生しやすい時間帯です。
こうした時間帯に発生するプライスアクション(特にブレイクアウト系)は、実体の大きな陽線・陰線となりやすく、短期勢の注目を集めやすいサインとなります。
一方で、東京時間の昼間や週末直前などボラティリティが低い時間帯では、同じパターンでも「ダマシ」になりやすく信頼性は下がります。
ローソク足を読み解く際は、「いつ、どのような市場状況で発生したのか」という文脈をセットで判断する視点が欠かせません。
プライスアクションを極めるための学習ステップ
プライスアクションを極めるためには、以下3段階の学習ステップを踏んでいきましょう。
- ローソク足の基本を理解する
- ローソク足の形と意味を結びつける
- 環境認識とセットでトレーニング
フェーズ①:ローソク足の基本を理解する
プライスアクションを極めるための第一歩は、ローソク足の基本を正しく認識することです。
特に始値・高値・安値・終値というローソク足を構成する4つの要素について詳しく理解しておくことは、プライスアクションを極める基礎になります。
どれが何を表しているのか、ローソク足をぱっと見ただけで判断できるくらいになるまで理解を深めておきましょう。
ローソク足の見方については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
≫ローソク足の見方|初心者は覚えておきたい基本形や組み合わせを紹介!
フェーズ②:ローソク足の形と意味を結びつける
ローソク足の基本を覚えた後は、「その形がどんな文脈で出現し、どう機能するのか」を実例を通して理解し、意味と結びつけていきます。
例えば上ヒゲの長いローソク足は、高値圏で一時的に買いが入ったものの、その後売りが優勢になって押し戻されたことを示しています。
逆に下ヒゲの長い足であれば、売りが一巡したあとに買いが優勢になったことを意味します。
このようにヒゲや実体の大きさ・位置によって相場参加者の攻防の痕跡を読み取ることが可能なので、ローソク足の形と意味を結びつける学習は欠かせません。
フェーズ③:環境認識とセットでトレーニング
ローソク足の形だけに頼った判断では、勝ち続けることはできません。
本当に機能するプライスアクションを見極めるには、そのローソク足がどんな相場状況の中で出現したのかをセットで見る必要があります。これが「環境認識」です。
例えば下ヒゲの長い陽線が出たとしても、それが上昇トレンドの押し目で出たのか、ただのレンジの真ん中で出たのかで意味は大きく変わります。
前者なら反発の可能性が高くエントリー根拠になりますが、後者ならただのノイズに過ぎません。
環境認識では、「いま相場はトレンド中なのか?」「意識される高値・安値に近いのか?」「ラインにぶつかって反応しているのか?」といったチャートの全体像を確認します。
環境認識から分かる情報とローソク足の形を組み合わせて考えることで、より確度の高い判断が可能になるのです。
プライスアクションを極めるならFintokei
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。
Fintokei公認のプロトレーダーになると、データ提供料としてデモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。
Fintokeiではプライスアクションが学べる動画やブログの学習コンテンツが豊富に用意されていたり、Fintokeiのサービスを体験できてプライスアクションの練習にも使える無料トライアルが実施されていたりします。
プライスアクションを実践しながら学習を進めたい方にとって、Fintokeiは最適な環境と言えるでしょう。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
プライスアクションの習得に役立つFintokeiの学習コンテンツ
Fintokeiユーザーであれば、マイページ(MyFintokei)で提供している動画からプライスアクションについて学ぶことができます。
動画は3分程度で構成されており、ローソク足の基本的な見方やチャートパターンの解説などをコンパクトに学べるためスキマ時間でも効率的に知識を吸収できます。
また上級者向けのトレード戦略を解説した動画も用意されているので、さらにプライスアクションを使った取引のレベルを高めたいという方にもおすすめです。
MyFintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫MyFintokei(マイフィントケイ)の使い方や見方を解説
プライスアクションの学習に詰まったらインジケーターも役立つ
プライスアクションを極めるには、「見る力」と「判断する力」の両方を養う必要があります。
ローソク足の形状や動きを理屈として理解していても、実際のチャートの中で瞬時に見抜けるようになるには相当なトレーニングが必要です。
そこで役立つのが、プライスアクションを視覚的に補助してくれるインジケーターです。
たとえば、ピンバーやインサイドバーのような特定のローソク足パターンを自動でマークしてくれるインジケーターを使えば、チャートを読み解く練習の効率が格段に上がります。
また、どの場面でどんな形が出たのかを一覧で確認できるので、この形はこういう相場状況で出るのかという理解を実践的に深められます。
こうしたインジケーターは学習初期の気づきを促す教材として非常に優秀なので、活用して
まずは目を慣らすところから始めてみてください。
プライスアクションを見極められるインジケーターについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【初心者必見】プライスアクションを簡単に見極められる無料インジケーターを5つ紹介
まとめ
この記事では、プライスアクションを極めるとはどういうことなのかについて、学習方法を含めて詳しく解説しました。
プライスアクションを極めるとは、単にローソク足のパターンを覚えることではなく、その背景にある注文の流れやトレーダーの心理まで読み取れるようになることを意味します。
そのためには、ラインや時間帯といった環境認識と組み合わせてチャートを分析し、再現性のあるトレード判断を構築していく必要があります。
また、ローソク足の形状と意味を結びつけて理解し、それがどんな相場状況で機能するのかを見極める「実践トレーニング」も欠かせません。
こうしたプライスアクションの学びを一気通貫で実践できるのが、効率的にスキルを磨きながら、実力次第でプロトレーダーも目指せる環境が整っているFintokeiです。
プライスアクションを本気で極めたい方は、Fintokeiの環境をぜひ活用してみてください。