ロンドン市場は何時に始まる?夏冬それぞれで徹底解説
「ロンドン市場は何時から始まるのか」「サイトによって情報が違っていてどれが正しいのか」と、まず時間そのものに迷う方もいるのではないでしょうか。
さらに日本時間と現地時間の対応関係や、ロンドンとニューヨークで夏時間と冬時間の切り替え時期が異なることも混乱を生むポイントです。
また、ロンドン時間に入った瞬間に相場が急に反転するなど値動きのクセに疑問を感じるトレーダーも少なくありません。
この記事では、ロンドン市場の正しい開始・終了時刻を整理した上で、一日の流れや時間帯別の特徴などを詳しく解説します。
- ロンドン市場は何時から始まる?
- ロンドン市場における時間の流れ
- ロンドン時間で有効となる市場取引戦略
- まとめ
Fintokeiでプロトレーダーを目指す
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していきます。Fintokei公認のプロトレーダーになれれば、デモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。
初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。
また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。
無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
ロンドン市場は何時から始まる?

日本時間で17時(夏時間の場合は16時) がロンドン市場のスタートになります。
日本時間とロンドン時間とでは9時間(夏時間の場合は8時間)の時差があるので、ロンドン現地で午前8時から取引が開始されることになります。
そして、日本時間で翌2時頃(夏時間の場合は翌1時頃)までロンドン市場では取引が活発に続けられます。
ニューヨーク市場とは夏時間との切り替えに差がある
ロンドン市場とニューヨーク市場では、サマータイム(夏時間)と冬時間の切り替え時期が実は異なります。
ロンドンがあるイギリスでは3月最終日曜日に夏時間へ移行し、10月最終日曜日に夏時間が終了して標準時へ戻ります。
一方でニューヨークがあるアメリカでは3月第2日曜日に夏時間へ移行、11月第1日曜日に終了します。
つまり3月・11月における一部期間では、ロンドン市場とニューヨーク市場とで1時間の時差がある点には注意しましょう。
ロンドン市場における時間の流れ

ロンドン市場といっても、一日の流れで様々な特徴があります。ロンドン市場が開場してから閉場までの流れについて、以下に分けて見ていきましょう。
- 【16〜20時】ロンドン市場が開場
- 【22〜24時】ニューヨーク市場が開場
- 【翌0時~翌1時】ロンドンフィキシング
【16〜20時】ロンドン市場が開場
ロンドン市場が開場する日本時間16〜17時は、欧州通貨ペアの取引が活発になります。
なぜなら欧州の金融機関や大手ファンドが取引を開始することで、ユーロやポンドなど欧州系通貨ペアを中心に注文が急増してボラティリティが一気に高まるためです。
またイギリスやユーロ圏の経済指標は、現地時間の午前中(日本時間16〜19時ごろ)に発表されることが多く、その影響でも相場が大きく変動します。
したがって、東京市場ではレンジ気味だった相場がロンドン時間に入るとブレイクしたり、トレンドが形成されたりするケースは珍しくありません。
ボラティリティについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【22〜24時】ニューヨーク市場が開場
ニューヨーク市場が開場する日本時間22時〜23時は、ロンドン市場と重なることで相場のボラティリティが最大化し、取引チャンスも増えます。
欧州系通貨ペアだけでなく、ユーロドル、ドル円、ポンドドルなど米ドルに絡んだ銘柄のボラティリティが高まりやすい点も特徴です。
さらに、米国の経済指標(雇用統計・GDP・ISMなど)がこの時間帯に発表されることが多く、市場参加者が一斉にポジションを調整することでも値動きが大きくなります。
このようにロンドン市場とニューヨーク市場が被る時間帯は、流動性・情報量・参加者が世界中で最も集中する時間帯であり、トレーダーが戦略を活かすうえで欠かせないタイミングといえます。
【翌0時~翌1時】ロンドンフィキシング
日本時間の翌1時(夏時間の場合は翌0時)は、ロンドンフィキシングにあたります。
ロンドンフィキシングとは東京市場でいう「仲値」に相当し、海外の機関投資家や金融機関が顧客向けの為替レートを決定します。
また月末や四半期末にはリバランス注文が増える傾向があり、方向性の偏った資金フローが発生する傾向にもあります。
そのため日によってはロンドン市場の流れがそのまま終盤まで続くこともあれば、ロンドンフィキシングを境にトレンドが反転するケースも珍しくありません。
ロンドン時間で有効となる市場取引戦略
ロンドン時間の特徴を理解したところで、ロンドン市場ではどのような取引戦略が有効になるのか見ていきましょう。
- 欧州系通貨ペアを中心に取引する
- スキャルピングも有効になりやすい
欧州系通貨ペアを中心に取引する
ロンドン時間では、ボラティリティが高まりやすいユーロ・ポンドなどが絡んだ欧州系通貨ペアを中心に狙う取引戦略が有効です。
先ほども解説しましたが、欧州の金融機関が主役となる上に、EU・イギリスの経済指標が集中して発表されるので、欧州関連通貨はトレンドが発生しやすい環境になります。
初心者トレーダーにおすすめする通貨ペアは、欧州系通貨が絡む以下のメジャー銘柄です。
- ユーロドル
- ポンドドル
- ポンド円
- ユーロ円
ユーロポンドのチャートを見て、ユーロとポンドのどちらの価格が変動しやすいのかを見極めつつ、取引銘柄を選んでいくとよいでしょう。
ユーロポンドを活用したトレード方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
スキャルピングも有効になりやすい
ロンドン市場の開場直後は欧州勢の注文が一気に流入し、為替レートの変動幅が拡大します。
またロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯では世界中の機関投資家やヘッジファンドが売買に参加して取引量が最大化します。
この結果として価格が滑らかに動きやすく、スキャルピングに必要な「約定のしやすさ」と「値幅の取りやすさ」が揃うのです。
またボラティリティが上昇し、取引コスト(スプレッド)も通常より安定しやすいため、欧州時間はコストを抑えつつ利益を伸ばしやすい時間帯と言えます。
まとめ
この記事では、ロンドン市場がいつから始まり、一日を通してどのような特徴があるのかについて詳しく解説しました。
特に欧州系通貨ペアの取引が活発化するロンドン時間は、売買チャンスが多く、時間帯ごとの相場の特徴を押さえることが取引精度を高めることにもつながります。
今回紹介したポイントを踏まえ、実際のチャートで相場の動きを確認しながら、自分のトレードに合った戦略を組み立ててみてください。
学びながら実践できる環境を探している方は、無料トライアルから始められるFintokeiでプロトレーダーを目指しつつロンドン市場の特徴を見つけてみることもおすすめです。