トレードノートの書き方|3項目で劇的改善する方法

トレードノートを書こうと思ったものの中々続かなかった、またはそもそも何を記録すれば良いのか分からなかったというのはトレーダーがよく陥りがちな悩みです。

この悩みの理由の一つとして、ノートを書く目的が曖昧なまま「とりあえず記録する」だけになってしまい、改善につながる項目を設定できていない点が挙げられます。

その結果、振り返っても何を直せばいいのかが見えず、続けられなくなってしまうのです。

この記事では、トレードノートに残すべき内容を取引根拠・結果・反省点の3つに整理し、課題別に特に残した方がいい項目などを以下で詳しく解説します。

  • トレードノートを書くことが重要である理由
  • トレードノートで書くべきなのは3項目
  • 【課題別】トレードノートの書き方のコツ
  • トレードノートは書くタイミングも重要
  • トレードノートを書くことにも弱点がある
  • まとめ

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プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

トレードノートを書くことが重要である理由

トレードでは、ポジションを持つと感情に引っ張られたり、取引根拠やルールが曖昧なままエントリーをしてしまったりすることもあります。

このような判断のブレを防ぐには、何を根拠に取引したのかを後から確認できる状態を作ることが必要になります。

そのためにも、トレードノートでエントリーの意図やマーケット状況を整理し、過去のデータを記録しておくことが重要です。

ただし、単に取引履歴を書き残すだけでは改善につながりません。

書くことを目的にするのではなく、改善につながる項目を設けられるかが良いトレードノートを作れるかの鍵になります。

トレードノートで書くべきなのは3項目

トレードノートに書く内容は一見多そうに見えますが、実際は「何を記録すれば改善につながるのか」という観点で整理すると、大きく以下3つに分類できます。

  • 取引根拠
  • 取引結果
  • 反省点

それぞれの項目で何を記載するべきなのかを見ていきましょう。

取引根拠

取引根拠の記録で大切なのは、「なぜ今エントリーしたのか」を感情ではなく条件ベースで整理し、後から検証できる形にしておくことです。

取引銘柄や日付はもちろんのこと、具体的に以下のような点を記載しておくことで検証にも役立ちます。

  • 市場環境(トレンド・ボラティリティ・上位足の方向)
  • テクニカル指標やファンダメンタルズによる分析状況
  • エントリーの仮説(なぜ今取引するのか? 何が起きれば勝つのか?)
  • どこで仮説が壊れるか(損切りをするのか)

その場の雰囲気でポジションを取るとルールが曖昧になり、相場の動きに振り回されやすくなります。

だからこそ、エントリー前の分析内容を可視化しておくことで判断基準が明確になり、手法の改善や再現性の向上につながります。

取引結果

取引結果では、損益そのものだけでなく「どれだけ計画に沿って取引できたか」を数値で整理することが重要です。

記録すべき主な項目は、以下の通りです。

  • 損益額
  • リスクリワード
  • 最大含み損・最大含み益

特に最大含み損と含み益を残しておくと、「本来はどこまで伸びていたのか」「損切り位置は適切だったか」の判断が容易になります。

反省点

反省点では、勝ち負けそのものより「計画とのギャップがどこに生まれたのか」を具体的に書くことが最も重要です。

結果だけを見ると、運が良かった勝ちやたまたま負けた取引を正しく判断できませんが、ズレの原因を言語化することで、手法の改善ポイントが明確になり、同じ失敗を繰り返しづらくなります。

  • 計画したエントリー条件を守れたか
  • 損切りや利確の判断は妥当だったか
  • 感情による影響はあったか

さらに、良かった点・改善点・次回の行動を1セットで記述すると、行動の型が作られます。

【課題別】トレードノートの書き方のコツ

トレードノートを書く際は、先に述べた3項目(取引根拠・結果・反省点)を軸にしつつ、自分が課題として感じている部分を重点的に深掘りすることでさらに効果が期待できます。

以下の3つの課題を例に、トレードノートの書き方のコツを見ていきましょう。

  • エントリー精度を上げたい
  • 損切りの遅れを改善したい
  • 早めに利確してしまう癖をやめたい

エントリー精度を上げたい

エントリー精度を上げるには、取引根拠についてただ列挙するのではなく、なぜその条件で優位性が生まれるのかまで深掘りして記録することが重要です。

トレードノートに書くべき深掘りポイントは、次の3つの方向性です。

  • 環境認識の意図(例:上位足が上昇 → 順張りの優位性を確保)
  • 根拠の役割(例:押し安値が維持 → トレンド継続の前提が生きている)
  • エントリー条件の期待値(例:反転シグナル発生 → 過去検証で〇%勝てるパターン)

つまり、水平線があるから入るなどだけ書くのではなく、この水平線は過去に反応しており、流動性が集中しやすいので優位性があるという「理由の理由」まで書くことがコツです。

損切りの遅れを改善したい

損切りが遅れる本質は恐怖などではなく、自分がどの場面で判断を誤りやすいのかを把握できていないことです。

したがってトレードノートに特に注意して記録するべきなのは、損切りが遅れた理由のパターンを特定できるような次の3項目です。

  • 損切り理由(価格と条件)
  • どれだけ損切りが遅れたのか
  • 遅れた原因を分類する(例:ビビり/FOMO/取り返したい等)

上記を記載しておくことで、損切りの原因、そして失敗の傾向と対策という改善サイクルが成立します。

早めに利確してしまう癖をやめたい

早めの利確を改善するには、「計画していた利確と実際の差」を数値化し、その時どんな心理や状況が理由になったのかを可視化することが最も効果的です。

その可視化に役立つ項目は以下の通りです。

  • 計画利確
  • 実際の利確位置
  • 最大含み益
  • 早切り理由のタグ化(例:直前の逆行、指標が怖い、利益確保欲)

自分がどのパターンで利益を伸ばせていないのかを明確にできる項目を設けて、次回の行動を修正しやすくしましょう。

トレードノートは書くタイミングも重要

トレードノートは、書く内容だけでなく、いつ書くかによって効果が大きく変わります。

特に重要なのは、エントリーした「後」に理由を書くのではなく、ポジションを持つ「前」に書いて条件を整理しておくことです。

トレードでは、ポジションを持った瞬間に感情が入り込み、チャートの動きに合わせて理由を後付けしやすくなります。

例えば「押し目に見えたから」「勢いがあったから」などの曖昧な根拠は、検証に利用できず改善につながりません。

入る前に、上位足の方向や押し安値の位置、水平線の有無などチェックすべき項目を明確にしておけば、取引基準が一貫します。

また、事前に書いた条件と実際の結果を照らし合わせることで、手法のズレを客観的に把握できるようになります。

ノートは事後メモではなく判断の保存として使うことで、エントリー精度と再現性が大きく向上するでしょう。

トレードノートを書くことにも弱点がある

トレードノートは記録と分析に大きなメリットがありますが、特に初心者にとってはいくつかの弱点も存在します。

最大の問題は、そもそもの取引のスタイル型や目標が定まっていない段階では、どの項目をどう評価すればいいのかが分からず、分析が曖昧になってしまう点です。

その結果、ノートを書いても改善ポイントが浮かびにくく、結果として「振り返りができない」「何を直せばいいのか分からない」という壁にぶつかりやすくなります。

つまり、ノートそのものが悪いのではなく、明確な目標基準のない状態で分析することが弱点の本質です。

プロップファームとトレードノートを組み合わせる

トレードノートの弱点を補うために役立つのがプロップファームの活用です。

Fintokeiのようなプロップファームでは、「損失許容」「1日のリスク」「利益目標」などが明確に定義されており、トレーダーはこの枠の中で戦略を組み立てます。

このような基準があることで、「損切りが適切だったか」「リスクを守れたか」「勝ちトレードを伸ばせたか」などの改善ポイントが自動的に浮き上がる状態になります。

基準が曖昧な独学では気づけない改善点も、明確な目標が定められたプロップファーム環境なら可視化できます。

初心者ほど、外部の基準を活用することで成長のスピードが一気に上がるでしょう。

意外と難しいトレード結果の分析機能もある

勝率や最大損益など複数のデータを自分で計算すると手間がかかり、途中で面倒になりやすいという課題があります。

Fintokeiでは、このような本来自身でトレードノートを作成すべき項目をマイページで視覚化してくれるのでトレード結果の振り返りにも役立ちます。

分析そのものが難しい初心者でも、統計機能を持つ環境を利用すればデータの理解が進み、ノートと合わせて改善のスピードが一段と上げられるでしょう。

Fintokeiのマイページについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
MyFintokei(マイフィントケイ)の使い方や見方を解説

まとめ

この記事では、トレードノートを書くべき理由や効果的な書き方、そして初心者がつまずきやすい弱点と、その改善に役立つ環境について詳しく解説しました。

トレードノートは続けることで初めて効果を発揮し、取引根拠の整理や判断基準の固定化、そして再現性の向上へとつながります。

一方で、基準が曖昧なままでは分析が難しく、改善ポイントも見つけづらいという課題があります。

だからこそ、明確な目標やリスク基準が定められたFintokeiのようなプロップファーム環境を活用することで、ノートの内容がより意味を持ち、成長のスピードが大きく加速します。

学習コンテンツや統計機能も充実しているため、日々の記録と合わせて実践的なスキルを磨けるはずです。

まずは無料トライアルから、自分のトレードを客観的に振り返る習慣を整え、Fintokeiでプロトレーダーを目指してみてください。

Fintokei編集部

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