ゴールドの1pipsとは?手数料や利益に使える計算方法も紹介

トレードをしているとよく目にするpips(ピップス)は、「percentage in point」の略称でありさまざまな銘柄の変動幅を表す共通単位です。

しかし、銘柄によって1pipsの金額は異なるため、正確に理解していないと損益計算や手数料の把握が曖昧になりがちです。

この記事では、ゴールドの1pipsがいくらなのかから始まり、損益や手数料の計算方法、さらにはFintokeiで提供しているpips計算ツールなどに至るまで詳しく解説します。

  • そもそもpipsとは?
  • ゴールドの1pipsはどれくらいなのか?
  • ゴールドのpipsを実際のトレードで使ってみる
  • Fintokeiでプロトレーダーを目指す
  • まとめ

ゴールドの1pipsはどれくらいなのか?

ゴールド(XAU/USD)の1pipsは、0.1ドル(10セント)です。

つまりゴールドの価格からpips数計算しようと思った場合、少数第一位の部分に注目すればよいのです。

例えば、2025年6月5日時点におけるゴールド(XAU/USD)の価格は3,399.60ドルです。

ここから3399.70ドルまで上昇すれば1pips(0.1ドル=3399.70ドル – 3,399.60ドル)の上昇、3399.80ドルまで上昇すれば2pips(0.1ドル=3399.80ドル – 3,399.60ドル)の上昇となります。

他銘柄との1pipsの違い

pipsはどの銘柄においても値幅を表す共通単位ではあるものの、銘柄によって具体的な値幅感が異なります。

各銘柄が表す1pipsの具体的な数値は、以下の通りです。

銘柄1pipsが表す値幅
クロス円通貨ぺア(USD/JPY、EUR/JPYなど)0.01円(1銭)
ドルストレート通貨ペア(EUR/USDなど)0.0001ドル(0.01セント)
ゴールド(XAU/USD)0.1ドル(10セント)

ゴールドのpipsを実際のトレードで使ってみる

ゴールド(XAU/USD)の「1pips=0.1ドル(10セント)」であることを、実際のトレードでどのように使うことができるのか見ていきましょう。

  • 損益を計算する
  • 取引手数料を日本円に計算する
  • 指値やトレーリングストップを設定する

損益を計算する

ゴールド(XAU/USD)が1pips動いた場合の損益は、以下の計算式で算出することができます。

損益 = 損益値幅(〇pips) × 0.1ドル

例えば、以下チャートのように3,243.55ドルから3,404.56ドル、つまり1,610.1pips(161.01ドル)の値幅を獲得できた場合の損益は以下のようになります。

損益の計算式)1,610.1pips × 0.1ドル=約161ドル(約2万2,500円)

ここで注意が必要なのが、ゴールド(XAU/USD)では「1pips=0.1ドル(10セント)」を表すと解説しましたが、取引数量によって以下のようにpipsが表す値幅が変わる点です。

取引数量1pipsが表す値幅
0.01lot0.1ドル
0.1lot1ドル
1lot10ドル

※1lot=100オンスで計算

つまり一般的に言われている「1pips=0.1ドル(10セント)」は、多くの業者で最小単位として設定されている0.01lotで取引をすることが前提とされていたわけです。

損益を計算する際は、上記表を参考にロット数に当てはまる値幅を計算に使うようにしましょう。

取引手数料を日本円に計算する

ゴールドに限らず、通貨ペア銘柄などであっても、スプレッドなどの取引にかかる手数料は基本的にpipsで表されています。

以下の計算式を使うことで、取引手数料をドルや日本円など具体的な金額に換算することができます。なお、0.01lotで取引をすることを前提としています。

取引手数料(ドル) = スプレッド幅 × 0.1ドル

例えば2025年6月25日時点において、Fintokeiが提供するゴールド(XAU/USD)のスプレッドは24pipsとなっています。

したがって、取引にかかる手数料は2.4ドル(約340円)となります。

取引手数料の計算式)24pips × 0.1ドル=2.4ドル(約340円)

Fintokeiのスプレッドについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiのスプレッドは広すぎ?取引手数料や評判を含め実態を徹底調査

指値やトレーリングストップを設定する

Fintokeiのトレーディングプラットフォームでは、注文方法によって注文価格をポイント(1ポイント=0.1pips)で指定しなければなりません。

例えば、トレイリング・ストップ注文で指定するトレール幅はポイントで指定する代表例です。

しかしゴールド(XAU/USD)チャートはポイントやpipsではなくドルで表示されているので、適切な注文を設定するためにはポイントをドルに換算しておく方法を知っておくと便利なのです。

注文で活用するポイントをドルに換算するための計算式は以下の通りです。なお、0.01lotで取引をすることを前提としています。

注文価格の計算式)1ポイント × 0.1ドル × 0.1ドル

トレール注文の最強の活用方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

トレール注文に最強の使い方はある?トレール幅の設定のコツも解説

Fintokeiでプロトレーダーを目指す

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、データ提供料としてデモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiのサービスを体験してみてください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

Fintokeiではpips計算に役立つツールを提供

Fintokeiでは、プロトレーダーへ挑戦するトレーダーのためにトレードで役立つさまざまな取引計算ツールを提供しています。

中でも「ピップ値」ツールは通貨ペアやアカウントの基準通貨、アカウントの種類を選択した後、ロット数を入力すると必要証拠金や現在の換算額を自動で計算してくれます。

ピップ値ツールは、FintokeiのマイページであるMyFintokei(マイフィントケイ)内の「学習&ツール」メニューから使うことができます。

Fintokeiでは無料トライアルも実施しているので、無料トライアルへ登録して取引計算ツールを活用してみましょう。

pips計算に役立つツールについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

ドル円やゴールドのpips計算が簡単になるツールやインジケーターを紹介!

まとめ

この記事では、ゴールド(XAU/USD)の1pipsの定義や他銘柄との違い、実際のトレードにおける損益・手数料計算の方法までを具体的に解説しました。

さらに、Fintokeiのプラットフォームでポイント単位の注文を行う際に役立つ換算式や、MyFintokeiで使える「ピップ値」ツールの使い方も紹介しました。

こうした知識とツールを活用すれば、感覚ではなくロジックでトレードの質を高めることができます。

まずはFintokeiの無料トライアルに登録して、実際に計算ツールを使いながらプロトレーダーを目指してみましょう。

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