【初心者向け】Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)とは?見方も解説
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)は、相場におけるトレーダー達の心理状態を0〜100で表してくれる指標です。
「ニュースで市場は恐怖に包まれていると聞くが、どう判断しているのか?」
「相場の雰囲気に流されてエントリーしまった。」
トレードをしていると、上記のような疑問や失敗経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
市場の雰囲気を感覚ではなく「数値」で客観的に判断できるのがFear&Greed Indexの最大の強みです。
この指数を正しく理解して、確認を取引ルーティーンに取り入れることができれば、日々の相場の見方も大きく変わる可能性があります。
この記事では、Fear&Greed Indexの見方やよく似たVIX指数との違い、そして実際の取引ルーティンに組み込んだ活用法などについて詳しく解説します。
- Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)とは?
- Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)の見方
- Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)を構成する7つの指標
- Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)をトレードに活かす
- Fintokeiでプロトレーダーを目指す
- まとめ
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)とは?
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)とは、米国メディアCNN Businessが算出している、株式市場における投資家の心理状態を可視化した指標です

出典:Fear & Greed Index CNN Business
暴落時のパニック売りなど、相場ではトレーダー達は感情に任せた非合理な行動を取りがちです。
そこでこの指数では、損失を避けたいという「恐怖(Fear)」とさらに利益を追求したいという「強欲(Greed)」の感情を、0(極度の恐怖)〜100(極度の貪欲)の数値で表します。
指数の算出に必要なデータが手に入り次第更新されるため、リアルタイムに近い市場のムードを把握して売買判断に役立てることが可能です。
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)の見方
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)では、投資家の心理状態を大きく5つの段階に分類します。
| 数値 | 心理状態 | トレード判断 |
| 0~25 | Extreme Fear(極度の恐怖) | セリングクライマックスの可能性が高く、大底での逆張り買いを検討する局面 |
| 26~45 | Fear(恐怖) | 弱気相場入りしており、下落トレンドが継続しやすい状態 |
| 46~55 | Neutral(中立) | 市場に明確なトレンドがなく、無理にポジションを持たない方が安全な場面 |
| 56~75 | Greed(強欲) | 楽観ムードが広がり、上昇トレンドに乗る順張りが有効になりやすい時期 |
| 76~100 | Extreme Greed(極度の強欲) | 買われすぎによる天井圏の可能性が高く、暴落への警戒や利益確定を行うべきタイミング |
注目すべきは「Extreme(極度)」が付く両極端の数値です。
多くのトレーダーが恐怖でパニック売りをしている0〜25の値こそが、長期的には絶好の安値買いのチャンスとなるとされています。
一方で、数値が75を超えてくると相場は過熱しており、いつ調整が入ってもおかしくないため新規の買いは控えるのが賢明な戦略となります。
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)を構成する7つの指標
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)は、単なるアンケート結果ではなく、株式市場の異なる側面を捉える以下7つの指標を均等に加重平均して算出されています。
| 指標 | 概要 |
| Market Momentum(市場モメンタム) | S&P500指数とその125日移動平均線を比較、株価の勢いが長期トレンドに対してどの位置にあるかを測定します |
| Stock Price Strength(株価の強さ) | ニューヨーク証券取引所において、52週高値を更新した銘柄数と、安値を更新した銘柄数を比較して強弱を判断します |
| Stock Price Breadth(株価の幅) | 値上がりしている銘柄の出来高と、値下がりしている銘柄の出来高を比較し、市場全体の裾野の広さを測ります |
| Put and Call Options(プット・コールオプション) | 弱気なプットオプションと強気なコールオプションの取引比率(PCR)を分析し、投資家が将来に対してどちらに賭けているかを見極めます |
| Junk Bond Demand(ジャンク債の需要) | リスクの高いジャンク債と安全な投資適格債(または国債)の利回り差(スプレッド)から、市場がどれだけリスクを取りたがっているか(リスク許容度)を測ります |
| Market Volatility(市場のボラティリティ) | VIX指数(恐怖指数)とその50日移動平均線を比較し、市場の変動リスクに対する警戒感を評価します |
| Safe Haven Demand(安全資産への需要) | 株式のリターンと国債のリターンを比較し、投資家がリスク資産から安全資産へ資金を逃避させている度合いを測ります |
Fear&Greed Indexで特に注目すべき以下3つの要素
難しい専門用語が並びますが、特に注目すべき以下3つの要素を「トレーダー達の本音」として読み解くと、指数の動きがイメージしやすくなります。
- プット・コールオプション
- ジャンク債の需要
- 安全資産への需要
まずプット・コールオプションは、市場参加者が暴落を恐れて「保険(オプション)」を買い急いでいるのか、それとも更なる上昇を信じて強気に賭けているのかを表すバロメーターです。
次にジャンク債の需要は、倒産リスクのある借金さえも買われるような「イケイケドンドン」な状態かどうかの判断基準となります。
そして安全資産への需要を見れば、投資家がリスクのある株式を投げ売りして、国債という安全地帯へ逃げ込んでいるかどうかが一目瞭然となります。
VIX指数(恐怖指数)との違い
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)はVIX指数(恐怖指数)とよく混同されがちですが、この2つは「全体」と「部分」の関係にあり捉えている市場心理の範囲が異なります。
VIX指数は、今後30日間のS&P500の「予想変動率(ボラティリティ)」を示すもので、市場参加者の「恐怖」には敏感に反応しますが、「強欲」を正確に測ることはできません。
一方で、Fear&Greed Indexは、VIXを構成要素の一つとして含みつつ、ジャンク債需要や株価モメンタムなども加味するため、「市場がどれだけ楽観視しているか」まで総合的に判断できます。
もちろん、両方を補完的に使うのがベストな戦略です。
急激な暴落の予兆やショックをいち早く察知したい場合は反応速度が速い「VIX指数」、より正確に市場全体の心理状況を読み取りたい場合はFear&Greed Indexの確認がおすすめです。
VIX指数については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫VIX指数でMACDのゴールデンクロスを確認する意味とは?トレードでの使い方も解説!
仮想通貨用のFear&Greed Indexもある
Fear&Greed Indexには、仮想通貨取引に合わせて算出された「CMC暗号資産恐怖と欲望指数」という指標もあります。
「CMC暗号資産恐怖と欲望指数」はCoinMarketCap上で公開されているものであり、見方はFear&Greed Indexと大きくは変わりません。

CMC暗号資産恐怖と欲望指数では、算出にビットコイン価格やドミナンスなどが使われていることで、より仮想通貨市場の心理状況を表すことができるようになっています。
Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)をトレードに活かす

実際のトレードでは、毎朝の環境認識の第一歩としてFear&Greed Index(恐怖と欲望指数)を確認しておくとよいでしょう。
チャートだけでなく確認できた数値も参考に、その日の目線(売り買いの方針)を決めておくことでより精度の高い取引ができる可能性が高まります。
具体的には、東京市場が始まる前(朝7時〜8時頃)にCNNのサイトで最新の数値を確認します。
もし数値が「Extreme Fear(20以下など)」を示していれば、その日は突発的な株安・円高などのリスクオフに警戒が必要です。
したがって、安易な押し目買いは避けて戻り売りを狙う、あるいは底打ちを確認してからの買いに徹するといった戦略が立てられます。
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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
まとめ
この記事では、Fear&Greed Index(恐怖と欲望指数)の意味や見方、VIX指数との違い、そして実際のトレードでの活用法などについて詳しく解説しました。
取引をしていると市場心理を俯瞰してみることをつい忘れがちですが、この指数は0から100の数値を見るだけで、初心者でも簡単に市場の過熱感を客観視できます。
まるでチャートに表示させるインジケーターの一種だと捉えて、毎日のトレードを開始する前にこの指数を確認することをぜひルーティン化してみてください。
今回学んだFear&Greed Indexを使った市場分析を武器に、ぜひFintokeiでプロトレーダーへの挑戦を始めてみてください。