損失を防ぐ!デッドキャットバウンスを見極める3原則
長期的な下落相場で価格が一時的に反発する現象「デッドキャットバウンス」をご存知でしょうか?
デッドキャットバウンスは、多くのトレーダーが一時的な反発を底打ちと間違えてしまう危険な罠です。
デッドキャットバウンス発生後はさらなる下落が待っているケースが多いです。それにもかかわらず買いエントリーをしてしまうと高値掴みになってしまいます。
本記事では、デッドキャットバウンスがなぜ起こるのかその仕組みから、インジケーターやファンダメンタルズといった複数の判断基準を用いて見極める方法などを詳しく解説します。
- デッドキャットバウンスとは?
- デッドキャットバウンスが発生する理由
- デッドキャットバウンスを見極める3つの判断基準
- デッドキャットバウンスの後のトレード戦略
- 「本物の反転」とデッドキャットバウンスを見極める方法
- デッドキャットバウンスを使ってFintokeiに挑戦する
- まとめ
デッドキャットバウンスとは?
デッドキャットバウンスとは、大きく相場が下落した後に価格が一時的に反発する現象を指す相場格言です。

一時的な動きをトレンドの反転と誤って判断し、安易に取引(トレード)を始めてしまうことがトレーダーが陥りやすい罠の一つです。
この格言では、ファンダメンタルズなどが悪化して市場全体が下落傾向にある状態でも、短期的にはわずかな反発が発生する可能性があり、その後は前回の安値をさらに割り込み、下落を続ける可能性があるという警告をしています。
なお、デッドキャットバウンスという言葉は、ウォール街で生まれた「死んだ猫でも高いところから落とせば一度は跳ねる」というブラックユーモアに由来しています。
デッドキャットバウンスが発生する理由
デッドキャットバウンスが発生する理由をテクニカル分析的に言及することは可能ですが、急な下落相場だからこそ以下のような要因も影響を及ぼしやすくなります。
- 心理的要因
- 需給要因
まずは心理的要因です。チャート上で極端な安値を付けた局面では、「さすがに売られすぎではないか」というトレーダーの相場心理が働きます。
この心理が一時的な反発を狙った投機的な取引を誘発し、デッドキャットバウンスの最初の動きを生み出す要因となります。
加えて、下落トレンドの初期から積極的にショートポジション(空売り)を持っていたトレーダーは、価格が大きく下落した局面で利益を確定しようとします。
この利益確定が一時的に買い圧力となって価格を押し上げる仕組みです。
実際のチャートでデッドキャットバウンスの仕組みを整理
デッドキャットバウンスの仕組みを理解したところで、3つのフェーズに分けてデッドキャットバウンス発生からその後の流れを整理していきましょう。

まずはフェーズ1「パニック売り」です。ファンダメンタルズの悪化や市場全体のリスク回避トレンドによって急落する局面です。
トレーダーの多くがパニックに陥り、一斉に取引を解消しようとするため、前回の安値を勢いよく割り込むような変動が発生します。
次にフェーズ2「一時的反発」です。心理的要因や逆張りトレーダーのエントリーにより価格が一時的に上昇する局面です。これがデッドキャットバウンスです。
最後はフェーズ3「再下落」です。一時的な反発(フェーズ2)が終わると、市場は再び本質的な下落トレンドに戻ります。
新規の買い手がつかず、価格は再び下落を始め、前回の安値をさらに割り込む動きとなり、長期的な下落トレンドの継続が判断されます。
デッドキャットバウンスを見極める3つの判断基準
大きく下落をしている中で、いつデッドキャットバウンスが発生するのか、その判断基準として以下の3つを挙げられます。
- インジケーターで売られすぎなのか確認
- ローソク足の形や出来高を確認
- ファンダメンタルズに好転材料がないか確認
インジケーターで売られすぎなのか確認
最も分かりやすいのが、売られすぎ買われすぎが分かるオシレーター系インジケーターを使った判断方法です。
例えばRSIの場合、売られすぎ水準である30%を下回る、または極端な安値である25%未満に到達するとそろそろ反発が発生するかもしれないと判断できます。
またボリンジャーバンドの-3σまで到達したり、今まで価格が上で推移していた長期移動平均線を大きく下回ったりするケースなども見極め方法として挙げられます。

RSIのおすすめ設定については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫RSIの期間設定のおすすめは「14」なのか?複数の設定を比較しポイントを解説
ローソク足の形や出来高を確認
価格が急落した後に、一時的に強い反発を示す大陽線が出現することがあります。
しかし、デッドキャットバウンスであった場合、この大陽線に続く2〜3本のローソク足が、再度安値を試すような動きや、前のローソク足の安値を下回る動きを見せます。
本物の反転であれば、複数のローソク足で高値を切り上げ、上昇のトレンドを形成し始めるパターンとなります。
また出来高の確認も有効です。価格が上昇しているにもかかわらず、出来高が前回の下落局面に比べて明らかに少ない場合は、ショートポジションの買い戻しや短期的な逆張り取引による変動だと判断できます。
デッドキャットバウンスによる反発は、前回の急落幅の「半値」(50%)に満たない局面で終わることが多い点も注目してみましょう。
ローソク足の見方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫ローソク足の見方|初心者は覚えておきたい基本形や組み合わせを紹介!
ファンダメンタルズに好転材料がないか確認
デッドキャットバウンスを見極める上で、テクニカル分析と同様に必要なのが、株価や価格を動かす根本要因であるファンダメンタルズと相場環境の分析です。
デッドキャットバウンスの判断に必要なファンダメンタルズ分析のポイントは「明確な好転材料がない」かどうかです。
デッドキャットバウンスは、基本的にネガティブな要因(企業利益の悪化、景気後退懸念など)によって下落トレンドにある市場で発生します。
一時的な反発があったとしても、その変動を支えるような具体的な「好転材料」がない場合は、その後下落トレンドが継続する可能性が高いと判断できます。
ファンダメンタルズ分析の方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【簡単4ステップ】ファンダメンタルズ分析のやり方を解説!役立つツールも紹介
デッドキャットバウンスの後のトレード戦略
デッドキャットバウンスが発生した後にとれるトレード戦略として、以下の2つを紹介します。
- 反発に飛びつかず、長期的な反転を待つ
- ショートポジションの再エントリー
反発に飛びつかず、長期的な反転を待つ
デッドキャットバウンスが発生した際に最も重要な戦略は、安易なエントリーを避け、本物のトレンドの反転を辛抱強く待つことです。
なぜなら、デッドキャットバウンスの後には前回の安値を割るような再下落が待っている可能性が高く、焦った取引は大きな損失につながるからです。
デッド・キャット・バウンスは強い反発であるケースは多いものの、あくまで下落の勢いが一時的に弱まった局面です。
ここで取引をすると、再び下落が始まった際に「高値掴み」となる可能性が高いので、後ほど解説をする底打ちパターンを待つ方が賢明でしょう。

ショートポジションの再エントリー
デッドキャットバウンス発生後の下落トレンドに備えて、ショートポジションを構築することも一つの手です。
例えば反発が終わり、価格が再び下落を始め、特に前回の安値近辺を試すような動きや、短期移動平均線が再度下向きに転換するタイミングがエントリーポイントの候補の一つです。
またV字の急反発に対して、その反発部分を徐々に埋めている動きは下落方向にポジションが再度傾き始めているサインの一つです。

「本物の反転」とデッドキャットバウンスを見極める方法
本物の反転とデッドキャットバウンスの大きな違いについて、以下の表でまとめました。
| 比較項目 | デッドキャットバウンス | 本物の反転 |
| 出来高 | 反発時に出来高が少ない | 反転開始時や安値圏で出来高が大きく増加する |
| 価格の動き | 高値を更新せず、安値を割る再下落がある | 前回の高値を更新し、トレンドが上向きに変わる |
| ファンダメンタルズ | 悪材料が残存している | 悪材料が一巡し、業績や金融政策に好転材料がある |
上記に加えて、下落後に安値圏にて価格がどのように推移しているのか確認することも重要です。
例えばダブルボトムやヘッド&ショルダー、または安値圏で一定期間、方向感なく横ばいで推移する動きがみられる場合、そこを背に上昇する可能性が高いと考えられます。
デッドキャットバウンスを使ってFintokeiに挑戦する

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
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今回紹介したデッドキャットバウンスを活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。
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無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
まとめ
この記事では、下落トレンドの中でトレーダーが陥りやすい危険な罠であるデッドキャットバウンスについて、その仕組みから見極め方法、そしてトレード戦略までを解説しました。
デッドキャットバウンスの発生後にはさらなる下落が待っている可能性が高いため、移動平均線や出来高、ファンダメンタルズなどの複数の指標を用いた冷静な分析と判断が必要です。
一時的な上昇に惑わされず、本物の反転を待つ戦略、あるいはショートポジションの利益確定と再エントリーに活用する方法を身につけることが、損失を最小限に抑え、利益を追求するために必要不可欠な対策となります。