CFD取引はやめとけと言われる真実|5つの理由と解決策を紹介

CFD取引は、少額資金から幅広い銘柄に挑戦できる柔軟さがあり、トレード初心者から経験者まで注目を集めています。

ですが、その一方で「思った以上にリスクが大きかった」「仕組みが複雑で戸惑った」と感じる人も少なくありません。

特に急な値動きで資金を失ったり、意図しない手数料で利益が減ってしまったりと、始めてから気づく落とし穴もあるのです。

この記事では、CFD取引が敬遠されがちな5つの理由を紹介し、そのリスクを理解したうえでどのように向き合えばよいのかなどを以下の項目で解説します。

  • CFD取引はやめとけと言われる5つの理由
  • CFD取引はデメリットだけではない
  • CFD取引を始める前に知っておきたい3つのこと
  • CFD取引へ挑戦するならFintokei
  • まとめ

CFD取引はやめとけと言われる5つの理由

CFD取引はやめとけと言われる理由として、以下の5つが挙げられます。

  • 高いボラティリティとハイレバレッジの使いこなしが難しいから
  • ロスカットされてもマイナス残高になるリスクがあるから
  • 税金や申告に手間がかかるから
  • 取引にのめり込みすぎてしまう可能性があるから
  • 意図しない手数料がかかってしまうこともあるから

高いボラティリティとハイレバレッジの使いこなしが難しいから

CFD銘柄の中にはボラティリティが高いものもあり、かつハイレバレッジも活用することができるため、相場急変時のリスクは非常に大きくなります。

ボラティリティが高い銘柄の代表例が「原油」です。過去にWTI原油が0ドルを割り込むという異常事態が発生したことも記憶に新しいでしょう。

他にも金(ゴールド)など、日常的に数%の変動が起こる銘柄も少なくなく「値幅の大きさ×ハイレバ」の破壊力で、少額の口座資金が一瞬で吹き飛ぶこともあります。

ハイリターンを狙える資金効率の良さは魅力ですが、使いこなすためにはある程度のトレードスキルは要求されるのです。

ボラティリティについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

ボラティリティが高いとは?銘柄ランキングや調べ方も紹介

ロスカットされてもマイナス残高になるリスクがあるから

一般的には証拠金維持率が一定水準を下回ると自動的にロスカットされますが、相場が急変した場合は処理が間に合わず、口座残高を超える損失が発生するリスクがあります。

不足金が発生した場合、所定の期限までに入金(追証)がないと他口座の建玉や保有株が強制決済されたり、口座残高がマイナスになった場合に返済義務が発生し得たりするのです。

資金管理を怠るとある意味「借金扱い」となる可能性が高いことで、CFD取引はやめとけと言われることがあるのです。

税金や申告に手間がかかるから

CFD取引で得た利益は、株式や投資信託と異なり特定口座の源泉徴収やNISA口座に対応していません。

具体的にはCFD取引で利益が出た場合、申告分離課税(雑所得)として20.315%の税金がかかり、口座名義人本人が確定申告をする必要があります。

また損失の繰越控除や損益通算などもあり、年間利益がそのまま課税対象額になるわけでもない点も厄介です。

こうした税務処理の複雑さから、「利益を出しても確定申告で苦労するならやりたくない」と考える人も多く、CFD取引を避ける理由の一つになっています。

取引にのめり込みすぎてしまう可能性があるから

CFD取引は値動きの大きな銘柄にレバレッジをかけられるため、短期間で高いリターンを狙える一方、中毒性が強い側面もあります。

例えば、利益が出ると「もっと稼げるのでは」と思い、損失が出ると「取り返したい」と感情的にエントリーを繰り返すケースも見られます。

また「仕事中もスマホアプリで相場を確認してしまい、集中できなくなった」という声や、「夜中に値動きが気になって眠れない」といった体験談もあります。

現物株のように昼間だけの取引ではなく、CFD銘柄は夜間も動くため、休む暇がなく中毒性が高く、生活リズムの乱れや心理的負担は軽視できないリスクだといえるのです。

意図しない手数料がかかってしまうこともあるから

CFD取引には価格調整額や権利調整額といった独自のコストがあり、特に初心者はなぜ損益が動いたのか分からない状態になりやすいです。

例えば価格調整額とは、先物と現物の価格差を埋めるために限月切り替え時に自動的に加減算される手数料です。

つまり、期先(長い期限の先物)の価格が期近(直近限月)の価格より高い状態だと、期先に切り替わると買いポジションは不利になります。

このような見えづらい手数料が数百円〜数千円と積み重なると想定より利益が伸びないこともあり、「相場は動いていないのに残高が減った」との誤解にもつながりやすくなります。

CFD取引を選ぶ価値はどこにある?

ここまで見てきたように、CFD取引にはボラティリティや追証リスク、複雑な調整額といったデメリットが存在します。

一方で、現物株やETFでは得られないメリットもあることは事実です。

比較項目CFD取引現物株・ETF
レバレッジありなし
取引対象幅広い限定的
取引時間ほぼ24時間平日日中のみが一般的
取引方向買い・売り両方可能原則「買い」からのみ

CFD取引の大きなメリットは、レバレッジを使うことで少額資金から始めることができ、かつ一口座で幅広い銘柄を取引できる点にあります。

例えば10万円程度の少額資金で取引を考えている方でも、レバレッジを使えばNASDAQ100や日経225、さらには原油や金といった現物取引では手に届かない銘柄に挑戦できます。

その上、下落局面でもチャンスを狙える柔軟性もあるので、デイトレードやスキャルピングなどどのような取引スタイルにも合わせやすい点も特徴です。

CFD取引を始める前に知っておきたい3つのこと

CFD取引を始める前には、以下の3つの事項を理解しておきましょう。

  • そもそもCFD取引とは何なのかを理解する
  • リスク管理の基礎を身につける
  • 取引スタイルを決めておく

そもそもCFD取引とは何なのかを理解する

CFDは「差金決済取引」と呼ばれ、実際に株や原油を買って保有するわけではなく、売買したときの値段の差額だけをやり取りする仕組みです。

値段の差額だけをやり取りするので、取引には「証拠金」を預けるだけでよく、取引金額全額を用意する必要はありません。

例えば、株式を現物で買う場合は「100株×株価」の資金が必要ですが、CFDならその一部を証拠金として差し入れるだけで同じ取引が可能になります。

この仕組みにより、少額資金で実際の数倍の取引ができる=レバレッジが効くのがCFDの特徴です。

さらに、現物株と違って下落を見込んで売りから入ることもできるほか、株価指数や原油・金など幅広い銘柄をほぼ24時間取引できます。

リスク管理の基礎を身につける

CFD取引を続けるうえで最も重要なのがリスク管理です。

値動きの大きな銘柄にレバレッジをかけられる分、無計画にポジションを持つと一瞬で資金を失う可能性があります。

まず徹底したいのは「1回の取引で許容する損失額を資金の数%以内に抑える」ことです。

例えば資金100万円なら、1トレードで失ってよい金額を1〜2万円に制限し、それ以上の損失を避けるためにストップ注文を必ず入れることが基本になります。

また、ボラティリティが高い相場では損切り幅を広めに取るなど、状況に応じた調整も必要です。

さらに雇用統計やFOMCなどのイベント直前はスプレッド拡大や急変動が起きやすく、思わぬロスカットにつながるため、ポジションを軽くするなどの工夫も欠かせません。

取引に役立つリスク管理方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

手法よりも重要!トレードの資金管理方法を徹底解説!

取引スタイルを決めておく

CFD取引は取引対象も時間帯も幅広く、気軽に売買できる反面、明確な取引スタイルを持たないとのめり込みにつながりやすいという特徴があります。

例えば短期で小さな値幅を狙うスキャルピング、数日単位でトレンドを追うスイングなど、自分に合ったスタイルを決めておくことが大切です。

特に初心者は、1日の取引回数や取引時間をあらかじめ決め、生活リズムを崩さないように工夫する必要があります。

スマホアプリで24時間相場を追えるからこそ、気づいたら夜中までチャートを見続けていたという声も多く、冷静さを欠いたトレードは損失につながります。

自分の資金量や生活習慣に合わせて、どの時間帯・どの銘柄を対象にするかを事前にルール化しておくことで、感情に流されず一貫した取引が可能になるのです。

取引スタイルの決め方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiにおけるトレードスタイルの選び方とは?コツやメリット・デメリットを解説

CFD取引へ挑戦するならFintokei

Fintokei(フィントケイ)は、個人トレーダーがプロトレーダーを目指せる国内最大級のプロップファームです。

デモ環境で仮想資金を運用し、利益目標や損失制限といったルールを守れば、プロトレーダーとして認定され、取引成果に応じた報酬を受け取ることができます。

FintokeiがCFD取引に向いている理由の一つが、少額から始められる点です。

例えば2万円台のプランでも200万円の仮想資金を使って挑戦でき、実際の大金を動かす感覚を少ない負担で体験できます。

また評価ルールには「1回の取引での損失は○%以内」といった制限があり、自然と資金管理力を鍛えられる設計になっています。

さらにFintokeiは、トレーダー教育にも注力しています。基礎から応用まで学べるブログや動画の学習コンテンツ、実践で役立つ独自ツールが揃っており、学びながら成長できる環境が整っているのも大きな魅力です。

無料トライアルも実施しておりますので、まずは気軽に体験してみてください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

CFD取引を実践しているプロトレーダーの声

Fintokeiでは、実際にCFD取引で成果を上げプロトレーダーとして認定されたトレーダーの方が活躍しています。

Fintokei認定プロトレーダーののさんは、会社員として働きながらゴールドのロングに特化したスタイルでFintokeiへ挑戦されました。

ののさんは「Fintokeiの環境そのものが最高の学習材料」と語ります。

特に、プロ認定をかけたトレードではメンタルが大きく試され、利益目標に近づくほど冷静さを失わない姿勢が求められました。

この体験を通じて、自分の強みと弱点がはっきりと見えるようになり、CFD取引で最も重要なのは一貫性とリスク管理だと実感したといいます。

また「あれこれ手を出すよりも、自分の得意な型を一つ作って徹底的に極めること」が近道だということも強調しています。

インタビューの詳細が気になる方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

Fintokei認定プロトレーダー のの氏が語る「一つの型」を極める道:ゴールドのロングに特化して掴んだ、プロトレーダーとしての「スタート地点」

まとめ

この記事では、CFD取引が「やめとけ」と言われる理由と、そのリスクを回避するために知っておくべき基礎や対策について詳しく解説しました。

CFDはボラティリティの高さやハイレバレッジの使いこなしが難しい点などのデメリットがある一方で、少額資金から幅広い銘柄に挑戦できる柔軟性という大きなメリットもあります。

重要なことは自分に合った取引スタイルを持ち、リスク管理を徹底することです。

今回紹介した内容を参考に、取引を始める前に仕組みを理解し、資金の守り方を考えておきましょう。

学びながら挑戦できる環境を探しているなら、無料トライアルが用意されているFintokeiでCFD取引にトライしてみるのも良い選択肢です。

Fintokei編集部

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