【ボラが武器】ゴールドをスキャルピングで攻略|1分足で狙う取引戦略

ゴールド(XAUUSD)は、値動きが激しくトレンドが出ると一気に伸びやすいという特徴があります。だからこそ、短時間でも利益を狙えるスキャルピングとの相性は抜群です。
ただしトレンドが一方向に走りやすいので、方向感を見誤れば勝率も大きく下がる可能性がある点には注意が必要です。
したがってスキャルピングの勝率を高めるためには、他銘柄との相関チェックや相性のいいインジケーターの活用が欠かせません。
この記事では、ゴールドのスキャルピングについて具体的な取引手法とともに、注意点などを以下の項目で詳しく解説します。
- ゴールドがスキャルピングと相性がいい理由
- ゴールドでスキャルピングを始めるための準備
- ゴールドの1分足スキャルピング手法3選
- ゴールドでスキャルピングを実践する際の注意点
- ゴールドのスキャルピングをFintokeiで実践しよう
- まとめ
ゴールドがスキャルピングと相性がいい理由
ゴールド(XAUUSD)がスキャルピングと相性がいいと言われている最大の理由は、圧倒的なボラティリティの高さです。
ボラティリティが高いと、スキャルピングをする際に以下のようなメリットがあります。
- 短期間でも利益を狙いやすい
- 動く時間帯が分かりやすく戦略を立てやすい
- テクニカル分析が効きやすい場面が多い
- 大きな損失を避けられる
スキャルピングでおすすめな銘柄については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫スキャルピングでおすすめの通貨ペアTOP3|勝ちやすい銘柄を選ぶコツとは
短期間でも利益を狙いやすい
ゴールドは、通貨ペアなど他の銘柄と比較してボラティリティが大きいので、短時間のスキャルピングでも比較的まとまった値幅を狙いやすいです。
実際に2025年7月18日23時〜翌6時時点のチャートを比較してみると、ドル円は約65pips上昇しているのに対して、XAU/USDは140pips(14ドル)下落しています。
また値動きが少なければ、短期間の値動きを狙うスキャルピングであってもなかなかトレードチャンスを見出せません。
したがってボラティリティが高く、スキャルピングをしやすい土俵が整っていることもゴールドの特徴だといえます。
ゴールドのpips計算方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫ゴールドの1pipsとは?手数料や利益に使える計算方法も紹介
動く時間帯が分かりやすく戦略を立てやすい
ゴールドは、特にロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間の16時〜翌2時に出来高が集中して1分足でもボラティリティが高まります。
スキャルピングではいつ動くのかが分かっていないと、タイミングを外して無駄な取引が増え、勝率が低下してしまう大きな原因となってしまいます。
その点ゴールドであれば狙うべき時間帯が分かりやすいので、効率的にチャンスだけを狙えるのです。
ゴールドの動きやすい時間帯については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫FintokeiのXAUUSDは何時に動く?取引時間を徹底解説
テクニカル分析が効きやすい場面が多い
ゴールドは世界中のトレーダーに注目されており、かつ取引量も多いのでチャートにテクニカル分析が機能しやすいです。
例えば以下のXAU/USDのチャートでは、複数のダブルトップやダブルボトムが綺麗に成立していることが分かります。
一方でボラティリティがない銘柄だと、だましやレンジ相場が多くなってテクニカル分析が機能しづらくなる場面も少なくないのです。
スキャルピングでは、中長期の価格に影響を及ぼすファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析の方が特に重要なのでテクニカル分析が機能しやすいことは利点になります。
テクニカル分析とファンダメンタル分析の使い分けについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫テクニカル分析とファンダメンタル分析どっちを使うべき?使い分け方を解説!
大きな損失を避けられる
ゴールドは1日に数十ドル動くことも珍しくなく、かつ一方向のトレンドが続きやすいので方向感を間違えてスイングトレードをすると致命的な損失にもつながりかねません。
一方、スキャルピングであれば長くても数十分しかポジションを保有しないので、エントリー方向を万が一外した場合でも大きな損失につながる可能性は低いです。
特にゴールドの取引に慣れていない初心者にとっては、利益も効率的に狙え、かつ損失も限定できるゴールドのスキャルピングは相性がいいといえるでしょう。
ゴールドでスキャルピングを始めるための準備
ゴールドでスキャルピングを始める前に、以下の準備が整っているか今一度確認しておきましょう。
- スプレッドが狭い業者を選ぶ
- ドルの状況が分かるチャートや情報の確認
- トレンド系のインジケーターを表示する
スプレッドが狭い業者を選ぶ
スキャルピングのように何度も取引を繰り返す取引スタイルでは、スプレッドの広さがじわじわと利益を圧迫するので、スプレッドが狭い業者を選ぶと取引を有利に進められます。
例えばFintokeiでは、XAU/USDのスプレッドが24pips、つまり2.4ドル(24pips × 0.1ドル)となっています。
一方で、XAU/USDのスプレッドが30pipsとFintokeiよりも広い業者で取引をしてしまうと、たった10回のトレードでも6ドル(0.6ドル×10回)のコスト差が出てしまうのです。
ゴールドは値幅が大きいので多少のコスト差は利益で吸収できるケースが多いものの、スプレッドが狭い業者を選んでおくことに越したことはないでしょう。
Fintokeiのスプレッドについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiのスプレッドは広すぎ?取引手数料や評判を含め実態を徹底調査
ドルの状況が分かるチャートや情報の確認
XAUUSD(ドル建てゴールド)はドルと逆相関にあるため、ドルインデックス(DXY)やドル円(USD/JPY)のチャートをあわせて表示しておくと良いです。
例えばドルインデックスが強含んでいる場合、ゴールドは下落しやすいので買いエントリーは不利になります。
一方でドルが弱含む局面ではゴールドが反発しやすく、買いエントリーの好機になります。
加えてドルが動く要因になる米国の経済指標についての情報も、Fintokeiの経済指標カレンダーなどを使って確認しておくとよいでしょう。
ゴールドとドル円の相関性については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
トレンド系のインジケーターを表示する
ゴールドは一度トレンドが出ると一気に伸びやすいという特性があるので、その特性を活かすためにもトレンド系インジケーターを1つ表示しておくとよいでしょう。
例えば、XAUUSDチャートに移動平均線(50期間)を表示してみましょう。
長くトレンドが続きやすいゴールドでは、移動平均線(MA)でトレンドを確認できた後でも十分エントリーが間に合うことが分かります。
また押し戻りが少ないままトレンドが発生するケースもあるので、サポートやレジスタンスの判断材料として取り入れておくこともおすすめです。
ゴールドの1分足スキャルピング手法3選
ゴールド(XAUUSD)のスキャルピングで使えるトレード手法として、以下の3つを紹介します。
- 移動平均線を使った押し目買い
- 2本の移動平均線と相関を使った順張り
- 長期足のブレイクアウトを起点に順張り
スキャルピングで使える手法については、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫スキャルピングのおすすめ手法3選|ルール作りのコツも紹介!
移動平均線を使った押し目買い
1つ目は、1本の移動平均線を使ったシンプルな押し目買い戦略です。
まずはゴールドのチャートを観察し、反発しやすい移動平均線の設定を見つけるところから始めます。
今回は50SMA(単純移動平均線)を表示してみると、過去に何度も反発していることが分かりました。
後は陽線の出現など、移動平均線付近で反発の兆候を確認したタイミングでエントリーを繰り返すだけです。
同じ押し目買いを移動平均線が割れるまで繰り返すことで、トレンドの波に乗って利益を積み重ねられます。
移動平均線のおすすめ設定については、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫移動平均線のおすすめ設定を取引スタイル・手法別に紹介!注意点も解説
2本の移動平均線と相関を使った順張り
2つ目は、ドルインデックスの動向を確認しつつ、2本の移動平均線を使ってトレンドに乗る順張り戦略です。
まず1分足チャートに100SMAと200SMAを表示すると、100期間と200期間の間が抵抗帯となって下落トレンドが形成されていることが分かります。
その上ドルインデックスも上昇しているので、100期間と200期間の間をエントリーポイントの目安として戻り売りをしていけばよいと判断できます。
利益確定はドルインデックスがレジスタンスラインに、またはゴールドがサポートラインに到達したタイミングです。
長期足のブレイクアウトを起点に順張り
3つ目は、長期足のブレイクアウトを起点にスキャルピングでトレンドへ乗っていく順張り手法です。
まずはゴールドの15分足チャートで上値を抑えられていたレジスタンスラインを確認します。
ゴールドの価格がそのラインを勢いよく上抜けたタイミングで、ドルインデックス(DXY)も下にブレイクしていれば買いエントリーを狙います。
その上で1分足に切り替え、移動平均線(今回は20SMA)に価格がタッチしたタイミングで買いエントリー、再び移動平均線を割り込んだところで決済する流れです。
ゴールドでスキャルピングを実践する際の注意点
ゴールドでスキャルピングを実践する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 普段のロット数のまま取引をしない
- 価格が伸びすぎるケースがある
普段のロット数のまま取引をしない
ゴールドはボラティリティが大きいので、普段通りのロット数で取引するとわずか数秒の逆行で大きな損失を被るリスクが高まります。
したがって、必ず損切り金額と損切り値幅から逆算してロット数を設定することを忘れないようにしましょう。
例えば1回の取引で失ってもよい損失額を1,000円、損切幅が5ドル(50pips)なら、0.02ロットが適正になります。
特にゴールド以外の銘柄を普段取引している場合は、勢いあまって同じロット数でエントリーしてしまわないように注意しましょう。
スキャルピングにおける損切りの設定方法については、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiにおけるスキャルピングの損切り幅は何pips?1トレードの目安や損切り貧乏の解決策も解説!
価格が伸びすぎるケースがある
ゴールド(XAUUSD)はボラティリティが高いため、他の通貨ペアでは反発しやすい水平ラインでも勢いあまって割り込んでしまうケースも少なくありません。
例えば、以下のチャートではサポートラインを割り込んだ後、勢いよく反発しています。
このような値動きが少なくないので、ラインタッチで即エントリーするのではなく、下ヒゲなどの反発の兆候を確認してからエントリーすることが重要です。
またドルインデックスやドル円など、米ドル側にもテクニカルな支えがあるかを並行して確認することも有効です。
ゴールドのスキャルピングをFintokeiで実践しよう
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していきます。
そしてFintokei公認のプロトレーダーになることができれば、デモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーに支払われます。
初期の取引資金や価格が異なるプランが豊富に用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。
今回紹介したゴールドのスキャルピング手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。
また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。
無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
まとめ
この記事では、ゴールドがスキャルピングと相性がいい理由から具体的な取引手法に至るまで詳しく解説しました。
ボラティリティが高く、トレンドが出ると一気に加速しやすいというゴールドの特徴を活かせば、短時間でも値幅を狙えるチャンスが生まれやすいです。
また練習は必要になりますが、ドルインデックスやドル円との相関も短期間で判断できるようになればスキャルピングの精度をさらに高められます。
チャンスが多く、動きもダイナミックなXAUUSDのスキャルピング。ぜひあなたも、自分に合った戦略で今日から挑戦してみてはいかがでしょうか。
